ストレスへの看護計画|長期入院中の患者さん
- 公開日: 2022/10/31
長期間の入院によるストレスに対する看護計画
治療の長期化や転院調整などさまざまな要因で入院が長期化することがあります。それによって日常生活に制限が発生しストレスが生じる可能性が考えられるため看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 患者さんの身体状況を把握するとともに、ストレスの要因となっているものが何かを探る。
援助計画 T-P 入院の長期化に伴うさまざまなことがストレスの要因となっているため、まずは退院できるような援助を行う。ストレスを軽減できるようなケアを実施する。
教育計画 E-P 入院を継続している理由をしっかりと説明し、気分転換などについて伝える。また、不安なことがあれば、いつでも看護師に話してほしいと伝える
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
ストレスに対処することができない
看護目標
自分なりにストレスへ対応することができる
観察計画 O-P
原疾患の治療経過
退院支援や退院調整の進捗状況
リハビリの進捗状況
日中の活動状況
夜間の睡眠状況
食事摂取量
検査データ
画像データ
援助計画 T-P
退院に向けて必要な介入を行う
他職種と連携して必要な支援を行う
気分転換やリラクゼーションが行えるように援助する
必要に応じて食事の形態や環境を整える
睡眠が取れるように環境を整える
教育計画 E-P
入院を継続する理由を説明する
気分転換やリラクゼーションの必要性を説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
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