人工股関節置換術の術後の患者さんへの看護計画
- 公開日: 2023/8/27
人工股関節置換術の術後の患者さんで退院支援に関する看護計画
体重増加や加齢、関節リウマチなどによって関節の変形や軟骨の摩耗が生じ痛みや歩行障害が起こりQOLに影響が出るため、場合によっては傷んだ関節を人工関節に置き換える治療が選択されます。今回は人工股関節置換術を受けた患者さんで術後の退院支援に関する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 術後の患者さんの全身状態やリハビリの進捗を確認する。合併症が発症していないかにも注意する。
援助計画 T-P 収集した情報をもとに適切な援助を行う。
教育計画 E-P リハビリの必要性や術後の注意点について解説する。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
人工股関節術後でADLに変化が生じている
看護目標
退院に向けて自分なりの生活様式を獲得する
観察計画 O-P
現在のADL
疾患に対する理解、認識
リハビリの進捗状況
筋力低下や感覚鈍麻の有無、程度
日中の離床状況、活動状況
歩行状態や立位・座位姿勢の状況
排泄状況(排便や排尿の回数、性状など)
睡眠状況
検査データ(TP、Alb、CRP、Dダイマーなど)
画像データ(骨盤XP、CT、下肢エコーなど)
援助計画 T-P
股関節の状態に応じた日常生活動作を提案する
歩行状態に合わせた援助を行う
転倒予防のための支援、助言をする
可能な範囲で内服薬の自己管理ができるように環境と整える
教育計画 E-P
リハビリの必要性を説明する
股関節に負担がかかる動作を説明する
下肢静脈血栓のリスクがあることを説明する
何かわからないことや不安なことがあれば伝えてもらうように説明する
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