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FAST:Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease|アルツハイマー型認知症の進行度、重症度評価スケール
FASTは何を判断するもの? FAST(Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease)はアルツハイマー型認知症の進行度、重症度を評価するためのスケールです。 認知症の状態をスクリーニングする評価法としてはFA

TIMIリスクスコア
このスケールは何を判断するもの? TIMIリスクスコアは、非ST上昇型急性冠症候群(non-ST-segment elevation acute coronary syndrome :NSTE-ACS)*の患者さんにおいて、2週間以内の急性心筋梗塞発症リスクや死亡リスクを予測

CART(腹水濾過濃縮再静注法)の看護|目的、適応・禁忌、手順
CARTとは 腹腔内に針を刺して腹水を抜き、細菌、がん細胞や血球成分を取り除いてアルブミンなどの有効成分を濃縮した腹水を静脈から戻す方法です。 当院では、実施する前日に入院し、翌日に還元して3日目に退院という流れで行っています。CART実施後に腹水除去のために再入

シンシナティ病院前脳卒中スケール(Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS)
CPSSは何を判断するもの? CPSSは、脳卒中の可能性を判定するためのスケールです。 脳卒中の可能性を判定するためのスケールとしては、CPSSのほかにロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LA

給食栄養委員会で取り組む!患者さんのQOLの向上を目指した排便コントロール【PR】
実施の背景 リハビリテーション病院である熱川温泉病院は、回復期リハビリテーション病棟(41床)と療養病棟(158床)を備えています。療養病棟では、経管栄養により便秘症状を呈する患者に対し、下剤や浣腸による排便コントロールを行うことが少なくありません。しかし

輸血とは|適応とリスク、輸血用血液製剤の種類、実施の基準
輸血とは 血液は、細胞成分(赤血球、白血球、血小板)と血漿成分からできています。十分な血液成分を作れない場合や、大量出血により生命に危険が生ずる場合にはそれらを補う必要があります。それを補う方法が輸血療法であり、補うことができる成分は、主に赤血球、血小板、血漿成分および凝

アッヴィ 自己免疫疾患 アートプロジェクト受賞作品決定
自己免疫疾患患者さんの思いを知ることができるプロジェクト 現在の深刻な健康課題を解決する革新的な医薬品の創製と提供、そして未来に向けて医療上の困難な課題に挑むことをミッションとしているアッヴィ合同会社は、自己免疫疾患をもつ患者さんを対象とした「アッヴィ 自己免疫疾患

薬剤準備と投薬|手術室編
手術室では、全身麻酔薬、電解質補正薬、筋弛緩薬、麻薬、カテコラミン類など、患者さんの全身管理に必要な薬が数多く使われています。その多くは、薬剤の種類や投与量を間違えると致命的となることが少なくありません。麻酔導入や出血時緊急対応など刻々と患者さんの容態が変化し、状況判断から薬

第24回 フットマッサージ
この企画も24回目になりました。そろそろ仕上げですね。今回は「フットマッサージ」です。 本来は全身のマッサージの一部として下肢を考えるのですが、フットケアが苦手だな、と思っている方でも、相手がどのような状況でも看護ケアとして行える末梢からのアプローチということでお伝えしたい

医療用麻薬の管理|取り扱いの注意点、記録の書き方、トラブル発生時の対処
医療用麻薬とは 医療用麻薬は、オピオイド鎮痛薬(以下、オピオイド)とも呼ばれ、脳や脊髄に高密度に分布しているオピオイド受容体に結合することで、がんによる痛みや呼吸困難感を緩和する薬剤です。 オピオイドには、悪心・嘔吐、便秘、眠気などの副作用もあるため、使用する際はオピ

包帯法|目的、巻き方の手順、注意点
包帯法とは 一般的に、巻軸包帯、三角巾、腹帯を用いて、創部の保護や骨折部位の固定を行うことを包帯法といいます。 創傷処置を行う際、創部を保護するためにさまざまなドレッシング材が使用されます。包帯も創部を保護するために使用されますが、ドレッシング材の進化により、包帯

腹水穿刺(腹腔穿刺)とは|適応と禁忌、手順、注意点
腹水穿刺とは 腹腔内に針を刺し、腹水を抜くことをいいます。原因が特定できない腹水の診断や抗がん剤などの注入、腹水貯留による苦痛緩和を目的として行いますが、安易な腹水除去は逆に腹水貯留を加速させる可能性があります。 腹水穿刺の適応と禁忌 腹水穿刺の適応は、難治性腹

RIFLE基準、pRIFLE基準
RIFLE基準、pRIFLE基準は何を判断するもの? RIFLE基準とpediatric-modified RIFLE (pRIFLE)基準は、「急性腎障害(acute kidney injury:AKI)」の重症度を評価するためのスケールです。RIEFLE基準は成人に、pR

KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準
KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準は何を判断するもの? KDIGO基準(表1)と新生児修正 KDIGO 診断基準(表2)は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断や重症度判定を行うためのスケールです。 表1 KDIGO基準

AKIN基準
AKIN基準は何を判断するもの? AKIN基準は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断と重症度分類を行うためのスケールです。 以前は、腎機能の低下が短期間のうちに起こり、体液の浸透圧や電解質バランスの維持ができなくなった状態を「急性腎不全