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千葉県で初! 人工膝関節置換術支援ロボット導入
2021年7月、名戸ヶ谷病院(千葉県柏市)にて、最新の人工膝関節置換術支援ロボット「ROSA Knee(ロザ・ニー)」が千葉県で初めて(国内7施設目)導入されました。同院整形外科部長の國府幸洋先生に、手術支援ロボットの特長や、導入により患者さんにもたらされるメリットなどについてお
「第43 回透析技術認定士認定講習会および認定試験」のお知らせ
透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・日本移植学会・日本透析医学会)は、標記認定講習会および認定試験を下記の通り実施します。 認定講習会について 1.受講資格 次のいずれかの資格(免許)を有し、免許証の免許登録日から申請書類提出日

硬膜外麻酔の準備・介助(カテーテル留置法)
硬膜外麻酔の適応や禁忌、合併症などについては、「【連載】麻酔科を極めよう! 第5回 硬膜外麻酔|適応と禁忌、実施方法、使用薬剤、副作用と合併症」で解説しています。 必要物品 硬膜外穿刺物品やドレープ類(清潔野で使用する滅菌物。下記はあくまで1例ですが、物

手術室看護師だからわかる・話せる 透析患者さんのピンポイント手術看護
1.透析患者さんの推移 近年、高齢化と医療技術の進歩により、さまざまな疾患を持つ患者さんの手術が増えています。今回はその中でも、手術室看護師だからこそ話せる透析患者さんに対する手術看護について紹介します。 日本透析医学会による調査1)では、透析患者数は年々増加して

発熱している患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Nさん、50歳代、女性 ・身長154cm、体重72kg、BMI 30.4kg/m2 ・既往歴:なし ・内服歴:なし 現病歴 右大腿骨遠位下部粉砕骨折により手術を実施。術後は右大腿から下腿遠位にかけてシーネ固定を必要としたが、本日、手術後1

第16期笑い療法士募集開始のお知らせ
笑い療法士とは、笑いをもって自己治癒力を高めることをサポートする人のことで、癒しの環境研究会が設ける笑い療法士認定評価委員会が認定している資格です。 応募資格 気持ちに余裕のある人 自己顕示欲がなく、相手が主役と思える人 その場をホッとさせる笑いを目指せる人 笑

【オンデマンド配信】日本看護教育学学会第30回学術集会開催のお知らせ
日本看護教育学学会は、看護実践・教育に携わる看護職者の方々に研究成果を発信し、交流を図る場として、年1回学術集会を開催しています。 開催日時 オンデマンド配信 2021年 8月 16日(月)~ 8月 29日(日) LIVE配信 2021年 8月 21日(

第23回 このトラブル、どう対応しますか?
各地でまだまだ新型コロナ感染が続いており、私の住む大阪府も非常事態宣言が出されていました。総合病院の受診もなかなかできず、フットケアも十分なケアができない状態が続いています。それでも困っている人がいらっしゃれば何とかしたいと施設や訪問看護等で安全範囲内でこれ以上悪化しないよう

薬剤投与中にアナフィラキシー症状を起こした患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Mさん、30歳代、男性 ・既往歴:なし ・内服薬:なし 現病歴 バイクを運転中の交通事故。右下腿骨骨折にて入院となり、当日に内固定術の手術を施行。術後、抗菌薬の点滴投与を実施。点滴投与開始15分後に、「全身の皮膚に掻痒感が出現している」と患

失神を起こした患者さんのアセスメントと対応
事例紹介 患者背景 Lさん、30歳代、女性 ・既往歴:片頭痛のみ。検診で特に異常の指摘なし ・内服歴:片頭痛に対して処方されている漢方薬を内服中 ・アレルギー:なし 現病歴 深夜の救急外来を友人と受診。問診用紙には、腹痛にチェックあり。問診用紙の自由記載欄に

WFNS分類
WFNS分類は何を判断するもの? WFNS分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いるスケールです。 このスケールでは、くも膜下出血の予後を左右する因子であるCT所見、全身性疾患の有無、年齢などは考慮せず、臨床所見のみで判定を下します。具体的には、意識レベルを示

②耳朶測定の活用|もっと知りたい! パルスオキシメータ
前回では、測定部位の違いによる経皮動脈血酸素飽和度(SpO2)の特徴について解説しました。今回は、多くの医療現場で普及しつつある耳朶プローブを使用したパルスオキシメータの活用方法についてみていきましょう。 SpO2測定は誰のため? 入院中の患者さんは、点滴チューブの

ガーゼ・器械カウントの重要性ー手術室看護師だけでなく、病棟勤務の看護師も知っておこうー
みなさんは「医療安全元年」をご存知でしょうか? 医療安全元年とは、現在当たり前のように行われている医療安全対策に日本中が大きな関心を持つきっかけとなる医療事故が起きた1999年を指します。この1999年に「患者取り違え」「消毒薬の誤投与」など世間の注目を浴びる大きな医療

術後創傷に対する創傷処置|目的・手順・観察項目
術後創傷に対する創傷処置の目的 創傷は、治癒に要する期間によって、急性創傷と慢性創傷に分類されます。1960年代頃から、手術創などの急性創傷では、創傷部位からの滲出液を創部に留める湿潤環境が治癒促進に有効であることが明らかになり、現在では湿潤環境下療法(moist w

第6回 末梢神経ブロック(伝達麻酔)|適応、方法、合併症・副作用
末梢神経ブロック(伝達麻酔)とは 末梢神経周囲に局所麻酔薬を投与する麻酔法で、伝達麻酔とも呼ばれます。脊柱管内の脊髄から出た脊髄神経(末梢神経)は四肢や体幹に枝分かれしていきます。手術部位に合わせた神経支配を考慮し、目的とする末梢神経本幹や神経叢(解剖学的に名前の付いた太