「麻酔科」の記事一覧
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第4回日本周麻酔期看護医学会学術集会 開催のお知らせ
周術期、麻酔領域の医療に興味のある方どなたでもご参加できるオープンな学会です。 周術期にかかわるすべての医療関係者のご参加を歓迎いたします。 テーマ Patient Safety in Anesthesia 場 所 聖路加国際大学 臨床学術センター(現地開催

より良い鎮痛を目指した硬膜外麻酔の考え方!
Q 硬膜外カテーテルを留置している患者さんが痛がっています。どのように対応したらよいでしょうか? A 薬液が体内に入っていること、麻酔効果範囲を確認して対応を検討します。 硬膜外カテーテルは、脊髄を覆う膜の外側(硬膜外腔)のスペースに挿入されており、局所麻酔薬を

高齢者への鎮痛薬の使用の注意点
Q 高齢者の場合、鎮痛剤を使用して不穏になったり、使用しても効果がなく不穏になったり、基礎疾患のある場合には副作用も考慮しなければならないと思います。高齢者への鎮痛剤の使用で特に気をつけたほうがよいことはありますか。 A オピオイド鎮痛薬では、特に鎮静作用による上気道閉塞や

意思疎通が困難な小児に対する術後の鎮痛剤投与のタイミングはどう判断する?
Q 小児(特に障害児)は痛みの程度をうまく訴えることができず、鎮痛剤を使ってよいのかどうか迷います。鎮痛剤の使用のタイミングをどのように見極めるとよいでしょうか。 A 受け持ちの看護師や保護者からの情報と術式から痛みを予測し、投与のタイミングを図りましょう。

令和4年度診療報酬改定で「術後疼痛管理チーム加算(A242-2)」が新設! 要件を知っておこう!
Q チームで術後疼痛管理を行うと加算が取れるって本当? A はい、要件を満たせば取れます。 術後疼痛管理チームは、麻酔科医師、看護師、薬剤師の3名以上で構成 令和4年度診療報酬改定で「術後疼痛管理チーム加算(A242-2)」が新設され1日100点(1000円)

TCIポンプの使い方を知ろう!|使い方と注意点
手術室では、プロポフォール(ディプリバン®︎)を投与するTCIポンプをたびたび見かけると思います。実際に麻酔科医がどのように使っているのか気になりませんか? 今回はTCIポンプの使い方や注意点を具体的に解説していきます! 右:テルモ株式会社 提供 ①TCI (Ta

麻酔器を使用したマスク換気|画像で手順を解説
今回は麻酔器を使用したマスク換気方法を解説します。日頃、麻酔科医が行っている気道確保方法を知ることで、麻酔科医の処置介助や急変時の対応など、いざというときに役立ててもらえたら幸いです。麻酔器を使用するには、麻酔器の基本構造を知っていること、麻酔器の始業点検が済んでいることが前

【オンライン】周麻酔期看護師なんでも相談会 開催決定!
周麻酔期看護師は、大学院の周麻酔期看護学の修士課程において養成され、麻酔科に専従勤務する看護師です。今回の「周麻酔期看護師なんでも相談会」では、どうやったらなれるのか、どんな仕事をしているのか、どうして目指そうと思ったのかなど、周麻酔期看護師にかかわる疑問について周麻酔期看護

麻酔器の始業点検|手順とポイントを解説
はじめに 麻酔を行う前には、必ず麻酔器の始業点検が行われます。毎朝たんたんと行われているように見えますが、麻酔器は単に麻酔薬を投与するだけでなく有事の際は患者さんの蘇生にも使われる医療機器だということを忘れないでおきましょう。全身麻酔を行う予定がなくても常に使用する可能性

麻酔器の構造を知ろう|看護師が知っておきたい麻酔器の仕組みと扱い方
はじめに 普段から手術室で見ている麻酔器ですが、その構造は知っていますか? 手術室の看護師も、時には麻酔器の立ち上げ、呼吸回路の組み立てやリークチェックなどを行う機会はあるかもしれません。麻酔器の構造って、何だか難しそうと感じるかもしれませんが、基本をおさえればより身近な

第3回日本周麻酔期看護医学会学術集会開催のお知らせ
周術期、麻酔領域の医療に興味のある方どなたでもご参加できるオープンな学会です。 一般演題募集中。周術期に関わるすべての医療関係者のご参加を歓迎いたします。 テーマ 今こそ、日本の麻酔看護を考える 場所 WEB開催(オンデマンド配信) 会期 2022年

中心静脈カテーテルの挿入方法と看護のポイント
中心静脈カテーテルを挿入する目的 血管作動薬(カテコラミン、血管拡張薬など)の投与 循環管理のため中心静脈圧の測定 末梢血管での血管確保が困難な場合 高カロリー輸液を行う場合 血液透析時のブラッドアクセス 各挿入部位のメリット・デメリット 表 各挿入

薬剤準備と投薬|手術室編
手術室では、全身麻酔薬、電解質補正薬、筋弛緩薬、麻薬、カテコラミン類など、患者さんの全身管理に必要な薬が数多く使われています。その多くは、薬剤の種類や投与量を間違えると致命的となることが少なくありません。麻酔導入や出血時緊急対応など刻々と患者さんの容態が変化し、状況判断から薬

硬膜外麻酔の準備・介助(カテーテル留置法)
硬膜外麻酔の適応や禁忌、合併症などについては、「【連載】麻酔科を極めよう! 第5回 硬膜外麻酔|適応と禁忌、実施方法、使用薬剤、副作用と合併症」で解説しています。 必要物品 硬膜外穿刺物品やドレープ類(清潔野で使用する滅菌物。下記はあくまで1例ですが、物

第6回 末梢神経ブロック(伝達麻酔)|適応、方法、合併症・副作用
末梢神経ブロック(伝達麻酔)とは 末梢神経周囲に局所麻酔薬を投与する麻酔法で、伝達麻酔とも呼ばれます。脊柱管内の脊髄から出た脊髄神経(末梢神経)は四肢や体幹に枝分かれしていきます。手術部位に合わせた神経支配を考慮し、目的とする末梢神経本幹や神経叢(解剖学的に名前の付いた太