「感染症」の記事一覧
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新型コロナウイルス感染症の重症度分類
新型コロナウイルス感染症の重症度分類は何を判断するもの? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症度分類は、感染症指定医療機関や一般医療機関において、患者さんの状態を適切に評価し、治療方針の決定や入院の必要性を判断するために用いられる基準です。特に救急外来や一般病棟

最新のデータからみるHIV感染症の現状
2024年9月10日にヴィーブヘルスケア株式会社の社長会見が開催されました。その模様をレポートします。 患者さんのニーズに応え続ける ヴィーブヘルスケア株式会社 代表取締役社長 村木 基さん ヴィーブヘルスケア株式会社は、100%、HIV領域に特化したグローバ

急性期で経腸栄養を行っている患者さんに関する看護計画|尿路感染症で敗血症ショックになった患者さん
尿路感染症による敗血症性ショックで経腸栄養を開始した後に下痢になってしまった患者さんに関する看護計画 感染症が重症化してショックになると集中治療が必要な状態へ変わり、疾患の治療に加えて全身管理が行われます。そのひとつに栄養管理として経腸栄養が選択されますが、下痢が生じるリ

脱水により体液量が不足している高齢患者さんに関する看護計画
感染症による食事摂取不良で脱水が生じている高齢患者さんに関する看護計画 高齢者の身体の水分量は体重の50〜55%程度と言われており、高齢者は筋肉量の減少といった加齢に伴う身体的な変化によって身体の水分量は減少していくと言われています。そのため何らかの要因で水分の摂取量が減

易感染状態の患者さんに関する看護計画|糖尿病の既往があり低栄養の患者さん
糖尿病と低栄養状態から易感染状態にある患者さんに関する看護計画 血糖値が高い状態が続くと白血球などの免疫にかかわる細胞の機能が低下するため感染が生じやすくなると考えられます。加えて、高齢者の患者さんは低栄養状態になりやすく感染に対する抵抗力が低くなることからも感染に気を付

尿路感染症による敗血症で治療中の患者さんに関する看護計画
尿路感染症による敗血症で治療中の患者さんに関する看護計画 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じた感染症で、男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれます。患者さんの背景によって重症度はさまざまで外来通院で治療可能なレベルから集中治療が必要なレベルまでみ

敗血症の看護|原因、診断、治療、看護のポイント
はじめに 皆さまは敗血症に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。 「感染症がひどくなって、全身の具合が悪くなった」という大まかなイメージは思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、具体的に言葉で説明するのはとても難しいことと思います。 本記事では、国内ガイ

LRINECスコア(ライネックスコア)
LRINECスコアは何を判断するもの? LRINEC(Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis)スコアは、壊死性筋膜炎が疑われる場合に発症の可能性を評価し、早期診断につなげるために用いられるスケールです。

年間10,000人以上が結核に感染―「結核予防週間」で予防を啓発
結核低蔓延国の水準を達成も油断ならず 結核は、年間10,000人以上が感染し、1,600人以上が命を落としている日本の主要な感染症です。 2022年に、結核患者として新たに登録された人数は10,235人で、前年と比較して1,284人(11.1%)減少しているほか1)、

蜂窩織炎になってしまった患者さんの看護計画|静脈血栓が要因で蜂窩織炎が生じた
長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じている患者さんに関する看護計画 蜂窩織炎とは真皮から皮下組織にかけて生じる炎症で、血栓や静脈のうっ滞などで浮腫が生じ、皮膚が脆弱になっているところに細菌感染を起こした状態です。今回は長期臥床による静脈血栓で蜂窩織炎が生じた患者さんに対

発熱した患者さんへの看護計画|尿路感染の患者さん
尿路感染症による発熱に対する看護計画 尿路感染症とは腎臓から尿道までの尿路のどこかに生じた感染症です。男性の場合は前立腺や精巣などに生じた感染症も含まれます。入院患者さんの発熱の要因の一つとして考えられる可能性があるため看護計画を立案してみました。 POINT観察計

COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割
2022年9月26日、東京・日本橋ホールの会場とオンラインによるハイブリッドで、アストラゼネカ株式会社によるメディア勉強会が開催されました。テーマは「COVID-19に対する長時間作用型抗体の併用療法「エバシェルド」の特性と期待される役割」で、アストラゼネカ社のワクチン・免疫

HIV感染症の最新治療と今後の展望 ~持効性注射剤による治療で期待されるHIVとともに生きる人々の治療満足度向上~
ヴィーブヘルスケア株式会社が持効性注射剤のHIV治療薬であるボカブリア(カボテグラビル)の国内での製造承認をリカムビス(リルピビリン)との併用にて取得したことを受けて、セミナーが開催されました。その模様をリポートします。 HIV感染症の最新治療と今後の展望-HIV感染症

SIRS(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)診断基準
SIRS診断基準は何を判断するもの? SIRS診断基準は、全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)の診断を行うためのスケールです。 SIRSは、1991年に敗血症の定義を明確化するためにアメリカで

[動画]職員の安全確保のための予防接種-マニュアル・アルゴリズムの作り方、接種しない職員のケア-【PR】
医療現場の多くの方が知っておきたい【予防接種】に関する知識 [動画]職員の安全確保のための予防接種-マニュアル・アルゴリズムの作り方、接種しない職員のケア- 感染対策に注目が集まる昨今。院内の感染症対策に効果を発揮するファク