1. トップ
  2. 看護記事
  3. 診療科から探す
  4. 眼科

眼科

眼科関連の記事の一覧です。

眼科では、角膜・網膜・水晶体など眼球そのものだけではなく、眼瞼・神経など眼にかかわるさまざまな疾患を診ています。一見、狭い領域のようですが、眼は非常に複雑な臓器であり、それぞれの分野ごとに学会があるほど専門性の高い領域です。

眼科 記事カテゴリ

「眼科」の記事一覧

15件/16件

Scheie分類

Scheie分類は何を判断するもの?  Scheie分類は、高血圧性眼底所見の程度を評価するために用いられるスケールです。  眼底所見を調べる検査のことを眼底検査といいます。眼底検査では、眼底カメラや眼底鏡など特殊な検査器具を使って瞳孔の奥にある眼底を撮影・観察し、網膜や

2024/9/5

糖尿病網膜症で硝子体手術となり入院してきた患者さんに関する看護計画

糖尿病網膜症で硝子体手術となり入院してきた患者さんに関する看護計画  糖尿病網膜症は糖尿病における3大合併症のひとつです。血糖値が高い状態が続くと目の中にある網膜の毛細血管が障害され新生血管が作られるようになります。その新生血管は脆弱なため出血しやすく、進行すると網膜剥離が

2024/8/9

国際重症度分類(糖尿病網膜症)

国際重症度分類は何を判断するもの?  国際重症度分類(糖尿病網膜症)とは、糖尿病網膜症の進行度を評価するためのスケールです。眼科医と内科医の連携を促進することを1つの目的として作成されたもので、現在でも世界的に広く使用されています。  糖尿病網膜症は糖尿病の3大合併症の1

2024/7/1

Shaffer分類

Shaffer分類は何を判断するもの?  Shaffer分類とは、緑内障などの診断の際に行われる隅角検査において、隅角(虹彩と角膜が接する部位)の開大度を評価するためのスケールです。  緑内障は、眼圧が上昇することで視神経が圧迫・障害され、視野障害が起こる疾患です。その原

2024/5/2

加齢黄斑変性の看護|分類、症状、検査、硝子体内注射(抗VEGF薬治療)・光線力学的療法のケアなど

加齢黄斑変性とは  加齢黄斑変性とは、加齢に伴い、網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積し、網膜の中心部である黄斑が障害される疾患です(図1)。一般に男性や喫煙者に多くみられ、日本における視覚障害の原因疾患の第4位となっています1)。  網膜は眼底に広がる薄い膜状組織で、外界から

2024/3/26

糖尿病網膜症の看護|分類、検査、治療、術前・術後のケア(点眼指導、血糖コントロール、体位管理、褥瘡予防、疼痛管理)など

糖尿病網膜症とは  糖尿病網膜症とは、高血糖の持続により網膜の細小血管が障害され、視力が低下する疾患です。糖尿病三大合併症の一つで、日本における視覚障害の原因疾患の第3位となっています1)。  網膜は眼底に広がる薄い膜状組織で、光や色を感じる神経細胞と細小血管が無数に存在

2024/3/24

緑内障の看護|分類、検査、治療、ケア(点眼指導、慎重投与・禁忌薬の確認、散瞳薬の注意点の説明)、急性発作時の対応など

緑内障とは  緑内障とは、主に眼圧の上昇により視神経が圧迫・障害され、視野障害を起こす疾患です。『緑内障診療ガイドラインガイドライン(第5版)』では、「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を

2024/3/22

白内障の看護|分類、治療、術前・術後のケア(問診・観察、点眼指導、点眼薬の管理)、生活上の注意点など

白内障とは  白内障とは、眼球内の水晶体に混濁が生じる疾患です。水晶体を構成するタンパク質が何らかの原因で変質し、進行すると無色透明の水晶体が白色や黄白色に濁っていきます。水晶体が混濁すると光の散乱や透過性の低下が起こり、視機能が低下します(図1)。 図1 正常な眼球

2024/3/20

Emery-Little分類

Emery-Little分類は何を判断するもの?  Emery-Little分類とは、白内障における水晶体の核硬度を分類するためのスケールです。  一般に、白内障は50歳代から発症頻度が増加し、年齢を重ねるごとにリスクも高まる傾向にあります。水晶体を構成するタンパク質が加

2024/1/14

スティーヴンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死症の重症度分類

スティーヴンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死症の重症度分類は何を判断するもの?  スティーヴンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson syndrome:SJS)および中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis:TEN)の重症度分

2023/9/3

ベーチェット病の重症度基準

ベーチェット病の重症度基準は何を判断するもの?  ベーチェット病の重症度基準は、ベーチェット病の重症度を臨床症状から5つの段階に分類するスケールです。  ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状を主症状とする全身性炎症性疾患で、寛解と再発を繰

2023/5/4

視覚障害の原因疾患 緑内障の割合が40%超

緑内障増加に視覚障害の認定基準改正の影響  岡山大学学術研究院医歯薬学域(眼科学)の森實祐基教授と的場亮助教、鹿児島大学大学院医歯薬学総合研究科(眼科学)の坂本泰二教授らの研究グループ(厚生労働省、難治性疾患等政策研究事業、網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班)は、201

2023/4/29

Keith-Wagener(KW)分類/キースワグナー分類(慶大変法)

KW分類は何を判断するもの?  Keith-Wagener(KW)分類とは、高血圧性眼底所見を判定するためのスケールです。  高血圧は動脈硬化の大きなリスク因子の一つであり、網膜の細動脈にも動脈硬化を引き起こします。重症化すると視力や視野の障害を引き起こすため、早期段階か

2023/2/10

改変Davis分類

改変Davis分類は何を判断するもの?  改変Davis分類とは、糖尿病網膜症の重症度を評価するためのスケールです。  糖尿病網膜症は、微小血管の動脈硬化によって引き起こされる糖尿病の代表的な合併症の一つですが、進行すると失明に至る可能性があり、QOLに大きな影響を与えま

2022/12/25

子どもにも広がる現代人の角膜の傷の現状と今後のリスク

2022年9月28日、「子どもにも広がる現代人の角膜の傷の現状と今後のリスク」と題した、「現代人の角膜ケア研究室」主催のWEBセミナーが行われました。ここでは、杏林大学医学部眼科学 教授 山田昌和先生と、伊藤医院眼科 副院長 有田玲子先生の講演をレポートします。

2022/10/18