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スケール・評価基準を使いこなそう!

記事数:162

"臨床ではさまざまなスケールや評価基準を用いて、患者さんをアセスメントしています。これらを使いこなすためには、スケールの特徴や患者さんのどこをどう確認すればよいのかを知っておかなければなりません。また、スケールの使い方、判断の仕方がわからなければ、アセスメントしたことを看護に十分に活かせないことも考えられます。そこで、この連載では、臨床で使用されているスケールについて解説します。"

「スケール・評価基準を使いこなそう!」の記事一覧

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熱傷深度(Burn Depth:BD)

熱傷深度は何を判断するもの?  熱傷深度(Burn Depth:BD)は、臨床症状から熱傷による障害が皮膚組織のどの部位までおよんでいるのか評価するスケールです。  臨床症状から熱傷の深度を推定するため、実際の熱傷の深度とは必ずしも一致しないものの、見た目で判断でき、

2021/12/15

GRACEリスクスコア

GRACEリスクスコアは何を判断するもの?  Global Registries of Acute Coronary Events(GRACE)リスクスコアは、急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome:ACS)におけるリスクを評価するためのスケールです。

2021/11/30

Artzの基準

Artzの基準は何を判断するもの?  Artzの基準は、熱傷(やけど)の重症度を評価するためのスケールです。重症度と合わせて、外来レベルでの治療で問題ないか、救命救急センターや熱傷センターといった、より高度な治療が必要とされる状態なのかなど、どのレベルの医療機関で治療すべきか判

2021/11/7

Rutherford分類(ラザフォード分類)

Rutherford分類は何を判断するもの?  Rutherford分類は、末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)や下肢閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans:ASO)の重症度を分類するためのスケールです

2021/11/5

FAST:Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease|アルツハイマー型認知症の進行度、重症度評価スケール

FASTは何を判断するもの?  FAST(Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease)はアルツハイマー型認知症の進行度、重症度を評価するためのスケールです。  認知症の状態をスクリーニングする評価法としてはFA

2021/10/11

TIMIリスクスコア

このスケールは何を判断するもの?  TIMIリスクスコアは、非ST上昇型急性冠症候群(non-ST-segment elevation acute coronary syndrome :NSTE-ACS)*の患者さんにおいて、2週間以内の急性心筋梗塞発症リスクや死亡リスクを予測

2021/10/9

シンシナティ病院前脳卒中スケール(Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS)

CPSSは何を判断するもの?  CPSSは、脳卒中の可能性を判定するためのスケールです。  脳卒中の可能性を判定するためのスケールとしては、CPSSのほかにロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LA

2021/9/29

KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準

KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準は何を判断するもの?  KDIGO基準(表1)と新生児修正 KDIGO 診断基準(表2)は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断や重症度判定を行うためのスケールです。 表1 KDIGO基準

2021/8/15

AKIN基準

AKIN基準は何を判断するもの?  AKIN基準は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断と重症度分類を行うためのスケールです。  以前は、腎機能の低下が短期間のうちに起こり、体液の浸透圧や電解質バランスの維持ができなくなった状態を「急性腎不全

2021/8/13

RIFLE基準、pRIFLE基準

RIFLE基準、pRIFLE基準は何を判断するもの?  RIFLE基準とpediatric-modified RIFLE (pRIFLE)基準は、「急性腎障害(acute kidney injury:AKI)」の重症度を評価するためのスケールです。RIEFLE基準は成人に、pR

2021/8/11

WFNS分類

WFNS分類は何を判断するもの?  WFNS分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いるスケールです。  このスケールでは、くも膜下出血の予後を左右する因子であるCT所見、全身性疾患の有無、年齢などは考慮せず、臨床所見のみで判定を下します。具体的には、意識レベルを示

2021/6/28

Hunt and Hess分類

Hunt and Hess分類は何を判断するもの?  Hunt and Hess分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いられるスケールです。  現在、国際的に用いられる主なくも膜下出血のスケールは、Hunt and Hess分類、Hunt and Kosnik分類

2021/6/17

Hunt and Kosnik分類

Hunt and Kosnik分類は何を判断するもの?  Hunt and Kosnik分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いられるスケールです。1974年に考案され1)、頭痛などの自覚症状、項部硬直や神経的失調の有無、意識状態などの項目から重症度を7つの段階に分類し

2021/6/3

Sicilian Gambitによる薬剤分類

Sicilian Gambitによる薬剤分類は何を判断するもの?  Sicilian Gambitによる薬剤分類は、不整脈の治療に際し、論理的かつ病態生理学的に抗不整脈薬を選択するために用いられるスケールです。  この分類の特徴は、各薬剤の薬理学的特性がスプレッドシート形

2021/4/12

Lown分類

Lown分類は何を判断するもの?  Lown分類は、1971年にLownらが発表した冠動脈疾患の突然死の成績をもとに、心室性期外収縮(premature ventricular contraction:PVC)の重症度を出現数、出現様式によってGrade1~5に分類したスケール

2021/4/1