ボディイメージの混乱に対する看護計画|脳梗塞による麻痺がある患者さん
- 公開日: 2022/12/30
脳梗塞による麻痺でボディイメージの混乱に対する看護計画
脳梗塞は何らかの原因で脳の血管が狭窄・閉塞して虚血が起こり、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です。壊死した領域によっては上肢や下肢に麻痺が生じるため看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 患者さんの現在の身体状況から日常生活にどれくらい影響が出ているのかを確認する。病識やリハビリの進捗などを把握する。現在の患者さん自身の状況をどのように受け止めているかを確認する。
援助計画 T-P 現在の状態でできることは患者さん自身で実施できるよう支援する。患者さんが自分の気持ちを表出できるような場を作るとともに、リハビリの継続や家族の支援が必要であれば整える。
教育計画 E-P 思っていることを溜め込まないように伝える。リハビリの必要性も説明する。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
身体機能の変化を受け入れることができない
看護目標
現在の身体の状態を認識してコントロールできる
観察計画 O-P
現在のADL
運動障害の有無、程度
身体機能の変化に対する理解、認識
脳梗塞に関する理解、認識
日中の活動状況
リハビリの進捗状況
食事摂取状況
排泄状況
原疾患の治療状況
検査データ(Alb、TP、CRPなど)
画像データ(CT、MRIなど)
援助計画 T-P
患者自身で身の回りのことができるように介助する
リハビリが継続して受けられるように促す
必要に応じて感情の表出ができるように環境を整える
必要に応じて療養環境を整える
家族の協力が必要なことを患者とともに検討する
医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
リハビリの必要性を説明する
感情を表出することの必要性を説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
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