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【連載】症例ごとに看護計画を紹介!

脳卒中急性期の栄養管理が必要な患者さんに関する看護計画

  • 公開日: 2024/6/30

脳卒中急性期の栄養管理が必要な患者さんに関する看護計画

 脳卒中には脳の血管が破綻して出血が生じるくも膜下出血や脳内出血、脳の血管が詰まる脳梗塞があります。急性期は脳に障害が生じることで意識障害だけでなく、呼吸状態や循環動態が不安定な状態なため経口で栄養を摂取することができないケースもあり、輸液や経管栄養などでの栄養管理が求められることもあります。そのため、今回は脳卒中の急性期に栄養管理が必要な患者さんに関する看護計画を立案しました。

POINT

観察計画 O-P 脳卒中の程度を確認し、どのような症状がみられるのかを把握する。患者さんに必要な栄養をどう摂取してもらうのかを確認する。その他の全身状態も把握する。

援助計画 T-P 栄養剤の投与を行うとともに、排便や血糖値の確認をする。栄養が低下していることが考えられ、患者さん自身で動くことができないため、褥瘡の予防にも努める。

教育計画 E-P 患者さんや家族へ経管栄養の必要性を説明する。栄養剤によっては、下痢となることもあることも伝える。

*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。

■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2

看護問題

意識障害で必要な栄養を摂取することができない

看護目標

栄養状態を適切に保つことができる

観察計画 O-P

原疾患の治療状況、今後の経過
意識障害の推移
呼吸状態の推移
人工呼吸器の設定
循環動態の推移
循環作動薬の有無、使用量
必要な摂取エネルギー量
脂質、糖質、タンパク質の摂取状況
下痢、便秘の有無、程度
In-Outバランス、体重の推移
検査データ(TP、Alb、CRPなど)
画像データ(頭部CT、MRI、脳波など)

援助計画 T-P

医師の指示にもとづく栄養剤の使用する
適宜、排便コントロールについて検討する
適宜、血糖コントロールについて確認する
必要に応じて栄養投与前後で吸引を行う
経管栄養中は適切な姿勢へ整える
経管栄養中は必要に応じて臀部や背部の背抜き、除圧を行う

教育計画 E-P

意識レベルに応じて経管栄養の必要性を説明する
状況に応じて下痢のリスクを説明する

看護計画を書くときに参考にしたい記事

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脳血管系の解剖生理をおさらい
脳卒中の再発予防教育(退院指導)


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