全身麻酔で手術を受ける患者さんに関する看護計画|肺がんの患者さん
- 公開日: 2026/1/4
肺がんの手術で全身麻酔を受ける患者さんに関する看護計画
肺がん対する手術に伴い全身麻酔が実施されると、全身麻酔による呼吸状態や循環動態の変動、手術後の疼痛、喀痰排出困難などが生じる可能性が考えられます。また、手術に対する不安や麻酔への恐怖、術後の生活への心配を抱くことも考えられることから、今回は肺がんの手術で全身麻酔を受ける患者さんに関する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 肺がんの手術や全身麻酔についての理解度を確認する。手術に関してわからないことや不安があれば、話してほしいと促す。術後のリハビリテーションに関連して、現在の呼吸状態など全身状態を把握する。日常生活の状態も確認する。
援助計画 T-P 肺がんの手術の内容や全身麻酔を行うことで、術後にどんなことが考えられるのかをしっかりと把握したうえで、患者さんが不安を抱えたままにならないよう援助する。手術室のスタッフとも連携する。呼吸訓練など術前術後のケアに関しても実施する。今後の生活を見据えたリハビリを多職種と連携して行なっていく。
教育計画 E-P 手術の流れ、全身麻酔の流れについて説明する。呼吸訓練についても必要性を理解してもらう。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
全身麻酔および肺がん手術に伴う呼吸機能の低下と不安が生じるリスクがある
看護目標
手術や全身麻酔に対する理解が深まり、不安が軽減する
観察計画 O-P
手術、全身麻酔に対する理解、認識、不安
呼吸状態(呼吸様式、胸郭運動の程度)
咳嗽、喀痰の有無、程度
日中の活動状況
食事や飲水摂取状況
排泄状況(排便や排尿の回数、性状など)
睡眠状況
喫煙歴、既往歴(呼吸器疾患、糖尿病など)
検査データ(TP、Alb、CRP、WBCなど)
画像データ(胸部X線、CTなど)
援助計画 T-P
手術や麻酔に関する不安を傾聴し、心理的支援を行う
手術スタッフと協働して患者さんが安心できるような介入を検討する
多職種と連携して呼吸訓練を習得できるようにする
可能な範囲で深呼吸を促す
日中は離床できるように環境を整える
教育計画 E-P
全身麻酔の目的、流れを説明する
呼吸訓練の必要性を説明する
術後の早期離床の必要性について説明する
