開腹術後にイレウスのリスクがある患者さんに関する看護計画
- 公開日: 2026/1/29
開腹術後にイレウスのリスクがある患者さんに関する看護計画
開腹手術によって術中の手技による腸管への刺激、術中の麻酔、術後のオピオイドなどの鎮痛薬の使用、周術期の侵襲などにより腸蠕動が一時的に低下します。これにより腸管内容物の停滞が生じてイレウスが発症するリスクがあります。そのため、今回は開腹手術後にイレウスの発症リスクがある患者さんの看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 術後の経過や患者さんの状態を把握する。その他、腹部状態の推移を観察してイレウスに関連する症状がないかを確認する。
援助計画 T-P 早期離床を促すとともに、リハビリテーションを進める。疼痛があれば適宜対応する。ドレーンの性状の観察を継続する。日常生活の援助は術後早期からでも始められるので適宜支援する。
教育計画 E-P 早期離床の必要性を説明する。不安なことがあれば、いつでも話してほしいと伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
術後にイレウスが発症するリスクがある
看護目標
イレウスが発症せずに生活することができる
観察計画 O-P
腹部症状の有無、程度
随伴症状の有無、程度
創部の感染徴候の有無
ドレーンの排液の性状、量など
創痛の状況、推移
尿量や体重の推移
日中の離床状況
検査データ(WBC、CRP、Hbなど)
画像データ(腹部X線、CT、腹部エコーなど)
援助計画 T-P
適宜、疼痛に対する対応を行う
可能な範囲で日常生活援助を行う
離床やリハビリテーションが進むように環境を整える
ドレーンの排液の性状、量に留意する
医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
離床の必要性について説明する
疑問や不安などはいつでも伝えてもらうように説明する
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