手術室
手術室関連の記事の一覧です。
手術室関連の記事の一覧です。
手術室 記事カテゴリ
「手術室」の記事一覧
15件/112件
ふらつきがみられる患者さんへの看護計画
術後に起立性低血圧が生じてふらつきがみられている患者さんへの看護計画 起立性低血圧が生じると、ふらつきやめまいといった意識が朦朧としたり意識消失が生じることがあります。立ち上がった際に見られるもので、軽度であれば数秒から数分で症状は消失しますが、起立性低血圧が改善しない場
術後で不穏が見られる患者さんに関する看護計画|脳腫瘍の開頭腫瘍摘出後
脳腫瘍の開頭腫瘍摘出後に痛みで不穏が見られる看護計画 不穏とは、疼痛、不眠、入院による環境の変化など患者さんが何らかの要因によって落ち着きがなく、安静が保たれなくなった状態を表します。ソワソワする様子から、点滴を自己抜去したり声を荒げる様子など一過性に意識の変容が生じます
術後硬膜外PCA使用中の患者さん、痛みと嘔気で対応に困った症例
事例 70歳男性。胃がんに対して開腹胃全摘術が施行された。術後疼痛管理では、硬膜外PCAを使用している。 創部痛は安静時にも強く頻回に硬膜外PCAをプッシュしている。 プッシュにより痛みは軽減される①がその度に嘔気が出現している。術後3日目まで体動時痛と嘔気嘔吐によ
自己血輸血|メリット・デメリット、適応・禁忌、手順など
自己血輸血とは 「自己血輸血とは、周術期に患者自身の血液を確保し、術中・術後の貧血の改善にそれを輸血する方法」1)であり、自己血輸血は院内での実施管理体制が適正に確立している場合は、医学的適応があれば自己血輸血を行うことを考慮します。 自己血輸血の種類は、貯血
術後悪心・嘔吐(PONV: Post-Operative Nausea and Vomiting)の対策を知りたい
Q 術後の悪心・嘔吐があると患者さんは苦痛そうですが、予防策はありますか? A 事前にリスクに応じた制吐剤の投与を行うことが推奨されています。 術後の悪心(嘔気)・嘔吐(以後PONV)は一般的に20-40%の割合で発症し、患者さんが術後に最も避けたい麻酔合併症の
創部感染を発症してしまった患者さんへの看護計画|大腸がん術後の患者さん
開腹手術で大腸がん術後のストーマ造設された患者さんの創部感染に関する看護計画 大腸がんとは大腸の粘膜細胞から発生する悪性腫瘍です。治療法の一つとして手術が選択され、大腸の切除に応じて便の排泄口を腹壁に作るストーマが造設されるため、創部やストーマ周囲の感染に注意する必要があ
認知症患者さんの術後鎮痛の考え方や管理方法が知りたい!
Q 認知症患者さんは痛がってなさそうに見えますが、鎮痛薬は少なめで大丈夫ですか? A 認知症患者さんでは痛みを適切に伝えられていない可能性があります。基本的には術式に合わせた標準的な術後疼痛管理が必要です。 極論ですが、認知症の患者さんは痛がってなさそうと見るの
術後痛に対してペンタゾシンを頻用している患者さんへの注意点は?
Q 術後数日経っても患者さんがペンタゾシン静注を希望しています。頻用することでの注意点はありますか? A 強力な鎮痛効果がありますが、ある程度の量を入れても鎮痛効果には限界(天井効果)があります。また鎮静や呼吸抑制の副作用にも注意が必要ですし、長期間の投与では薬物依
不穏がある開頭術後の患者さん、痛み止めは何がよい?
Q 開頭術後の患者さんが痛みで不穏になりました。鎮痛薬は何を使うとよいでしょうか? A 医師から指示のあるものの中からまずはアセトアミノフェンやNSAIDsの使用を検討しましょう。 創部痛では、脳実質は痛みは感じませんが、脳に達するまでの皮膚・皮下、筋肉
器械出しの第一歩! 手術器械の種類と使い方|メス、剪刀、鑷子、鉗子、持針器、鉤
手術室特有の器械出し看護 手術室では術前・術中・術後を通して、患者さんの安全を守り円滑に手術を進めるために、外回り看護師と器械出し看護師が手術を担当します。特に器械出し看護師は、清潔ガウンと手袋を装着し、術者のそばで手術器械を渡す特殊な役割を持っています。円滑に手
抗血栓薬を服用している患者さんへの看護|心房細動の患者さん
心房細動で抗血栓薬を内服されている患者さんに対する看護計画 心房細動とは心房が細かく収縮することで生じる心臓の不規則な収縮のことです。さまざまな要因があり、心臓が不規則に収縮することで血液の流れが滞りやすく血栓ができやすくなるため血栓予防として抗凝固療法が導入されることが
知っておきたいIV-PCAを用いた効果的な鎮痛
Q 開腹胆嚢切除術を全身麻酔で施行された患者さん。IV-PCA(Intravenous Patient Controlled Analgesia:経静脈的患者自己調節鎮痛)を手術後直ぐに開始していますが、麻酔覚醒後より強い痛みを訴えられています。PCAボタンを押してもとても痛
手術室看護師の新人教育
1.手術室看護師の新人とは? 2022年は新たに59344人1)の新人看護師が誕生しており、新卒で病院に就職し、手術室に配属される新人看護師も少なくありません。そこで今回は、手術室看護師における新人教育について、お話しします。看護師としての新人教育については、いろいろなと
より良い鎮痛を目指した硬膜外麻酔の考え方!
Q 硬膜外カテーテルを留置している患者さんが痛がっています。どのように対応したらよいでしょうか? A 薬液が体内に入っていること、麻酔効果範囲を確認して対応を検討します。 硬膜外カテーテルは、脊髄を覆う膜の外側(硬膜外腔)のスペースに挿入されており、局所麻酔薬を
縫合不全に対する看護計画|胃がん術後の患者さん
胃がん術後の縫合不全リスクがある患者さんの看護計画 胃がんを切除後は残った胃と十二指腸を繋げるなどの再建法が実施されるため、その縫合部やドレーン挿入部に縫合不全が生じる可能性があるため看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P 創部に発赤などの感染徴候がな