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スケール・評価基準を使いこなそう!

記事数:150

"臨床ではさまざまなスケールや評価基準を用いて、患者さんをアセスメントしています。これらを使いこなすためには、スケールの特徴や患者さんのどこをどう確認すればよいのかを知っておかなければなりません。また、スケールの使い方、判断の仕方がわからなければ、アセスメントしたことを看護に十分に活かせないことも考えられます。そこで、この連載では、臨床で使用されているスケールについて解説します。"

「スケール・評価基準を使いこなそう!」の記事一覧

15件/150件

WIFI分類

WIFI分類は何を判断するもの?  WIFI分類は、閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans:ASO)などの下肢の末梢動脈硬化疾患の予後を予測するために用いられるスケールです。末梢動脈硬化疾患は重度な虚血が生じると下肢の切断を余儀なくされるケース

2022/1/3

Fontaine(フォンテイン)分類

Fontaine分類は何を判断するもの?  Fontaine(フォンテイン)分類はRutherford分類と同様に、下肢虚血の重症度を評価する際に使用されるスケールです。主に、下肢閉塞性動脈硬化症(Arteriosclerosis obliterans:ASO)や末梢動脈疾患(

2021/12/19

ホーン・ヤール(Hoehn&Yahr)の重症度分類

ホーン・ヤールの重症度分類は何を判断するもの?  ホーン・ヤール(Hoehn&Yahr)の重症度分類は、パーキンソン病の進行度を評価するためのスケールです。同様の指標として、厚生労働省の研究班が作成した「生活機能障害度」があり、ホーン・ヤールの重症度分類とあわせて用いられること

2021/12/17

熱傷深度(Burn Depth:BD)

熱傷深度は何を判断するもの?  熱傷深度(Burn Depth:BD)は、臨床症状から熱傷による障害が皮膚組織のどの部位までおよんでいるのか評価するスケールです。  臨床症状から熱傷の深度を推定するため、実際の熱傷の深度とは必ずしも一致しないものの、見た目で判断でき、

2021/12/15

GRACEリスクスコア

GRACEリスクスコアは何を判断するもの?  Global Registries of Acute Coronary Events(GRACE)リスクスコアは、急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome:ACS)におけるリスクを評価するためのスケールです。

2021/11/30

Artzの基準

Artzの基準は何を判断するもの?  Artzの基準は、熱傷(やけど)の重症度を評価するためのスケールです。重症度と合わせて、外来レベルでの治療で問題ないか、救命救急センターや熱傷センターといった、より高度な治療が必要とされる状態なのかなど、どのレベルの医療機関で治療すべきか判

2021/11/7

Rutherford分類(ラザフォード分類)

Rutherford分類は何を判断するもの?  Rutherford分類は、末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)や下肢閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans:ASO)の重症度を分類するためのスケールです

2021/11/5

FAST:Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease|アルツハイマー型認知症の進行度、重症度評価スケール

FASTは何を判断するもの?  FAST(Functional Assessment Staging of Alzheimer’s Disease)はアルツハイマー型認知症の進行度、重症度を評価するためのスケールです。  認知症の状態をスクリーニングする評価法としてはFA

2021/10/11

TIMIリスクスコア

このスケールは何を判断するもの?  TIMIリスクスコアは、非ST上昇型急性冠症候群(non-ST-segment elevation acute coronary syndrome :NSTE-ACS)*の患者さんにおいて、2週間以内の急性心筋梗塞発症リスクや死亡リスクを予測

2021/10/9

シンシナティ病院前脳卒中スケール(Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS)

CPSSは何を判断するもの?  CPSSは、脳卒中の可能性を判定するためのスケールです。  脳卒中の可能性を判定するためのスケールとしては、CPSSのほかにロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LA

2021/9/29

KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準

KDIGO基準、新生児修正 KDIGO 診断基準は何を判断するもの?  KDIGO基準(表1)と新生児修正 KDIGO 診断基準(表2)は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断や重症度判定を行うためのスケールです。 表1 KDIGO基準

2021/8/15

AKIN基準

AKIN基準は何を判断するもの?  AKIN基準は、急性腎障害(acute kidney injury:AKI)の診断と重症度分類を行うためのスケールです。  以前は、腎機能の低下が短期間のうちに起こり、体液の浸透圧や電解質バランスの維持ができなくなった状態を「急性腎不全

2021/8/13

RIFLE基準、pRIFLE基準

RIFLE基準、pRIFLE基準は何を判断するもの?  RIFLE基準とpediatric-modified RIFLE (pRIFLE)基準は、「急性腎障害(acute kidney injury:AKI)」の重症度を評価するためのスケールです。RIEFLE基準は成人に、pR

2021/8/11

WFNS分類

WFNS分類は何を判断するもの?  WFNS分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いるスケールです。  このスケールでは、くも膜下出血の予後を左右する因子であるCT所見、全身性疾患の有無、年齢などは考慮せず、臨床所見のみで判定を下します。具体的には、意識レベルを示

2021/6/28

Hunt and Hess分類

Hunt and Hess分類は何を判断するもの?  Hunt and Hess分類は、くも膜下出血の重症度を判定するために用いられるスケールです。  現在、国際的に用いられる主なくも膜下出血のスケールは、Hunt and Hess分類、Hunt and Kosnik分類

2021/6/17