肺気腫がある患者さんに関する看護計画|COPDの患者さん
- 公開日: 2025/1/18
COPDによる肺気腫がある患者さんに関する看護計画
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質を長期に吸入することで生じた肺の炎症性疾患です。肺胞の破壊によって肺気腫が生じて呼吸機能や日常生活に支障が生じるため、今回はCOPDによる肺気腫がある患者さん対する看護計画を立案しました。
観察計画 O-P 呼吸の状態を把握する。呼吸困難をどの程度感じているか、日常生活にどう影響しているかを確認する。COPDの患者さんは、呼吸にエネルギーを使うため、疾患の進行に伴い、体重の減少が見られる。体重の増減、食事摂取についても把握しておく。
援助計画 T-P 呼吸がしやくなるよう援助を行う。呼吸困難をできるだけ感じないよう、日常生活の過ごし方などを指導する。
教育計画 E-P 今後の疾患の進行や呼吸状態によって酸素投与が必要となってくるため、必要性とどのように実施するのかを伝える。
*紹介する看護計画はあくまでも例です。この例を参考に患者さんに合わせた看護計画を作成してください。
■看護計画の書き方はこちら
看護問題リスト・看護計画の書き方|看護記録書き方のポイント2
看護問題
呼吸困難感で日常生活に支障がある
看護目標
呼吸状態に合わせた日常生活を送ることができる
観察計画 O-P
呼吸状態(呼吸様式、胸郭運動など)
呼吸困難感の有無、程度
咳嗽、喀痰の有無、程度
現在のADL
元々の生活様式(喫煙歴、予防接種歴など)
食事摂取状況
睡眠状況
排泄状況
検査データ(WBC、CRP、血液ガスデータなど)
画像データ(胸部X線、CTなど)
援助計画 T-P
多職種と連携して呼吸リハビリテーションを実施する
呼吸状態に合わせた退院後の生活を調整する
排痰の援助、必要に応じて喀痰吸引を行う
状態に合わせて、医師の指示に基づく酸素投与を行う
医師の指示に基づく薬剤を使用する
教育計画 E-P
必要に応じて酸素投与が必要になることを説明する
わからないことはスタッフに伝えてもらうように説明する
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