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アトピー性皮膚炎の正しい理解とこれからの治療
2022年6月13日にオンラインにおいて、大塚製薬株式会社によるプレスセミナーが開催されました。テーマは「アトピー性皮膚炎の正しい理解とこれからの治療」です。あたご皮フ科副院長の江藤隆史先生と、広島大学大学院医系科学研究科皮膚科学の田中暁生准教授による講演が行われました。この

10月はピンクリボン月間!
今年で20年目! ピンクリボンフェスティバル 各地で乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝える活動を続け、今年で20年目を迎えるピンクリボンフェスティバル。 「MY PINK ACTION 知ろう、自分と乳がんのこと。」をスローガンに掲げ、乳がんで命を落とす人を

安楽障害に対する看護計画|肺炎で呼吸困難感がある患者さん
肺炎による呼吸困難感に伴う安楽障害に対する看護計画 肺炎による痰の貯留やガス交換障害が起こることで呼吸困難感が生じて、日常生活を送る際に安楽が障害される可能性があるため看護計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P 肺炎の症状や身体状況を確認する。呼吸状態や本

セルフケア不足に対する看護計画|脳梗塞で片麻痺がある患者さん
脳梗塞による片麻痺に関連したセルフケア不足の看護計画 脳血管障害(脳卒中)には、脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血があります。そのうち脳梗塞は何らかの原因で、脳の血管が狭窄・閉塞し、虚血が起こって、その血管が支配する領域の脳組織が壊死した状態です

血糖コントロールに関する看護計画|糖尿病の患者さん
糖尿病患者の血糖コントロールに関する看護計画 糖尿病はインスリン分泌低下あるいはインスリン抵抗性による慢性的な血糖値の上昇とそれに伴う異常が生じる疾患です。1型と2型があり、インスリン依存性とインスリン非依存性に分類できます。そして、血糖コントロールとして食事療法や運動療

経腸栄養分野のコネクタ:新規格と旧規格の棲み分け
旧規格・新規格とは 2019年12月から経腸栄養分野の接続部が新規格製品(ISO 80369-3)へと切り替わってきています。当初、2021年11月末までに完全に新規格製品に切り替わることになっていたのですが、2022年5月の厚生労働省の通達により、旧規格製品も残す、とな

ストーマを造設する患者さんへの看護計画
ストーマを造設する患者さんへの看護計画 ストーマには、人工肛門(コロストミー・イレオストミー)と人工膀胱(ウロストミー)があります。造設後はストーマケアを新たに習得しなければならないため、ケアを習得するために必要なことを確認する必要があります。また、ストーマの造設によ

CNS-FACEⅡ(家族アセスメント)
CNS-FACEⅡは何を判断するもの? CNS-FACEⅡとは、救急医療や集中治療医療など、クリティカルケアを受けている患者さん家族の心理的側面を評価するためのスケールです。 クリティカルケアを受ける患者さんの家族へのケアは看護の場でも非常に重要な事項の一つですが、ケ

Sellers分類(セラーズ分類)|大動脈弁閉鎖不全症・大動脈弁逆流症の重症度分類
Sellers分類は何を判断するもの? Sellers分類は、大動脈弁閉鎖不全症・大動脈弁逆流症(aortic regurgitation:AR)の重症度を評価するスケールの一つです。 ARが疑われる場合、一般的に、経胸壁心エコー図検査(transthoracic e

Goligher分類(ゴリガー分類)|内痔核の分類
Goligher分類は何を判断するもの? Goligher分類は、内痔核の臨床病期を評価するためのスケールです。 痔核はいわゆる「いぼ痔」と呼ばれる疾患です。支持組織の減弱や内肛門括約筋の過緊張などが原因で生じると考えられており1)、解剖学的に歯状線*より直腸側に形成

手術室看護師の新人教育
1.手術室看護師の新人とは? 2022年は新たに59344人1)の新人看護師が誕生しており、新卒で病院に就職し、手術室に配属される新人看護師も少なくありません。そこで今回は、手術室看護師における新人教育について、お話しします。看護師としての新人教育については、いろいろなと

寒冷凝集素症と新薬への期待
2022年8月3日、「国内初・唯一の治療薬「エジャイモⓇ」寒冷刺激で起こる『寒冷凝集素症』のアンメットニーズと展望」と題した、サノフィ主催のメディアラウンドテーブルが開催されました。ここでは、西村純一先生(大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)の講演「寒冷凝集素症と新薬への

【病院レポート】回復期リハビリテーション病棟における多職種連携~入退院調整に焦点を当てて
はじめに クローバーホスピタルは、回復期・慢性期の医療を担う170床の在宅療養支援病院です。「地域に密着した入院のできる在宅医療」「医療のある介護の実践」という理念のもと、地域に貢献する医療を目指し、数度の増床を経て現在に至ります。 中小規模の病院ではありますが、「働

より良い鎮痛を目指した硬膜外麻酔の考え方!
Q 硬膜外カテーテルを留置している患者さんが痛がっています。どのように対応したらよいでしょうか? A 薬液が体内に入っていること、麻酔効果範囲を確認して対応を検討します。 硬膜外カテーテルは、脊髄を覆う膜の外側(硬膜外腔)のスペースに挿入されており、局所麻酔薬を

ダンピング症候群に対する看護計画|胃切除術後の患者さん
ダンピング症候群のある患者さんの看護計画 胃がんを切除するということは、同時に周囲の胃も切除されることでもあります。そのため、術後は胃の機能低下が起こり、消化物の流れが変わります。胃液の分泌量低下や食べ物が未消化のまま急速に小腸に流れ込むことでダンピング症候群が生じるため