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スケール・評価基準を使いこなそう!

記事数:150

"臨床ではさまざまなスケールや評価基準を用いて、患者さんをアセスメントしています。これらを使いこなすためには、スケールの特徴や患者さんのどこをどう確認すればよいのかを知っておかなければなりません。また、スケールの使い方、判断の仕方がわからなければ、アセスメントしたことを看護に十分に活かせないことも考えられます。そこで、この連載では、臨床で使用されているスケールについて解説します。"

「スケール・評価基準を使いこなそう!」の記事一覧

15件/150件

Care Evaluation Scale(CES)

CESは何を判断するもの?  Care Evaluation Scale(CES)は、緩和ケアにおけるケアプロセスを評価するためのスケールです。  日本では、2人に1人が一生のうちに一度はがんになり、3人に1人はがんで亡くなることから1)、患者さんがよりよい最期を迎えるた

2022/6/17

Levine(レバイン)の分類(心雑音強度分類)

Levineの分類は何を判断するもの?  Levineの分類は、聴診器で聴取された心雑音の強度を確認するためのスケールです。心雑音の強さをⅠ~Ⅵの6段階に分類しており、数字が大きくなるほど音が強く大きいことを表します。  心雑音が聴取された場合、心疾患が生じている可能性が

2022/5/29

DASC-21(ダスク-21、地域包括システムにおける認知症アセスメントシート)

DASC-21は何を判断するもの?  DASC-21は、高齢者の「認知機能」と「生活機能」を評価し、認知症の検出および重症度を判断するためのスケールです。正式名称は「地域包括システムにおける認知症アセスメントシート」で、認知症患者さんが住み慣れた地域で穏やかに過ごすことを目標に

2022/5/25

MGFA分類|重症筋無力症の症状分類

MGFA分類は何を判断するもの?  MGFA(Myasthenia Gravis Foundation of America)分類は、重症筋無力症の症状をクラス分類し、重症度を評価するためのスケールです。患者さんが最も重症だったときの状態をもとに分類・評価するもので、治療の評価

2022/5/19

CHADS2スコア、CHA2DS2-VAScスコア

CHADS2スコア、CHA2DS2-VAScスコアは何を判断するもの?  CHADS2スコアおよびCHA2DS2-VAScスコアは、非弁膜症性心房細動の患者さんにおける脳梗塞発症のリスクを評価するためのスケールです。  CHADS2スコアは、脳梗塞の発症にかかわる危険

2022/4/27

Integrated Palliative care Outcome Scale:IPOS

IPOSは何を判断するもの?  IPOSは、ホスピス・緩和ケアで用いられる評価尺度の1つで、ケアの質を評価するためのスケールです。同様のスケールにSTAS-Jがありますが、IPOSはSTAS-Jの後継版として、臨床で広く活用されています。  SATS-Jはケアを提供し

2022/4/21

STAS-J(STAS日本語版)

STAS-Jは何を判断するもの?  Support Team Assessment Schedule (STAS)は、ホスピス・緩和ケアの成果とケアの質を客観的に評価するために、1990年代初めにイギリスで開発されたスケールです。STAS-Jはその日本語版として、臨床で活用され

2022/4/15

不安定狭心症のBraunwald分類(ブラウンワルド分類)

不安定狭心症のBraunwald分類は何を判断するもの?  不安定狭心症のBraunwald分類は、不安定型狭心症の重症度を判定するために、1989年に提唱されたスケールです。このスケールは、臨床経過と病態の2つの要素から重症度を9つに分類し、さらに治療の状況によって重症度を細

2022/3/21

cancer dyspnea scale:CDS

CDSは何を判断するもの?  cancer dyspnea scale(CDS)は、がん患者さんの呼吸困難の程度を評価するためのスケールです。  呼吸困難は、進行がんを中心に多くのがん患者さんが訴える症状の一つです。身体機能にも大きな影響を及ぼすほか、社会生活や生きる意欲

2022/3/13

Barthel Index(バーセルインデックス)

Barthel Indexは何を判断するもの?  Barthel Indexとは、「食事」「移乗」「整容」「トイレ動作」「入浴」「歩行」「階段昇降」「着替え」「排便コントロール」「排尿コントロール」という10の基本的な日常生活の能力を点数化して、ADL(日常生活動作)の評価を行

2022/3/5

機能的自立度評価法(functional independence measure:FIM)

FIMは何を判断するもの?  機能的自立度評価法(functional independence measure:FIM)とは、1983年に提唱されたADL(身の回りの必要最低限な活動)の評価方法の一つです。主に介助の必要度合いに着目した評価を簡便に行うことができ、介護負担度の

2022/2/13

SIRS(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)診断基準

SIRS診断基準は何を判断するもの?  SIRS診断基準は、全身性炎症反応症候群(systemic inflammatory response syndrome:SIRS)の診断を行うためのスケールです。  SIRSは、1991年に敗血症の定義を明確化するためにアメリカで

2022/2/11

熱傷指数と熱傷予後指数

熱傷指数、熱傷予後指数は何を判断するもの?  熱傷指数(burn index:BI)と熱傷予後指数(prognostic burn index:PBI)は、熱傷の重症度判定と予後の推測を行うためのスケールです。  熱傷患者さんの予後は、熱傷の重症度(深度)と面積に左右され

2022/2/7

熱傷面積(9の法則、5の法則、手掌法、Lund & Browderの法則)の算出方法

9の法則、5の法則、手掌法、Lund & Browderの法則は何を判断するもの?  熱傷面積を算出する方法は「9の法則」「5の法則」「手掌法」「Lund & Browderの法則」などが代表的で、熱傷による損傷がどの程度広がっているか簡易的に算定するために用いられます。

2022/1/7

RASS(Richmond Agitation- Sedation Scale)

RASSは何を判断するもの?  RASS(Richmond Agitation- Sedation Scale)は、鎮静薬を使用中の患者さんの鎮静状態を評価するためのスケールです。鎮静中に1時間~数時間の間隔で評価を行うことで適正な鎮静が行われているか評価する場合や、鎮静度の目

2022/1/5