栄養管理
栄養管理関連の記事の一覧です。
十分な栄養管理は、病気の治癒・回復の促進、手術などの合併症の予防になります。栄養管理を必要とする全ての患者さんを対象とし、入院時のスクリーニングで栄養障害の有無を調べ、その後も定期的にアセスメントを行い栄養状態を判定します。経口摂取が困難な場合には経鼻的経路、胃瘻、空腸瘻などを使用することがありますが、消化管が使えない場合は静脈栄養法を選択します。栄養に関してはNSTと呼ばれる専門の栄養サポートチームが介入することが多いですが、適切な栄養管理のためには、全ての医療従事者が必要最低限の栄養管理をできるようになることが理想です。
まとめ記事
*経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント
栄養管理 記事カテゴリ
「栄養管理」の記事一覧
15件/100件
第6回 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの?
Q. 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの? A. 経管栄養が4週間以上の長期になる場合は、消化管瘻を考慮します。 患者さんの状態に応じてチューブの挿入先と方法を決定する まず、第5回の解説のように、何らかの栄養補助が必要とされた場合は
2019/1/13
第5回 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの?
Q. 経腸栄養はどのような患者さんにいつから開始するの? A. 消化管使用の条件を満たしていれば、重症患者であっても、できるだけ早期に開始します。 必要エネルギー量の60%以下が1週間以上続く場合に検討する 経腸栄養は、①消化管の蠕動が可能であ
2019/1/6
第4回 重症患者さんの栄養管理で早期から腸管を使用する意義とは
Q. 腸管を利用する意義はどこにあるの? A. 小腸粘膜の萎縮を防ぎ、感染性合併症による侵襲を減らすことで、重症度を高めない良好な長期予後の獲得が期待できます。 腸管の飢餓状態で引き起こされるBTを防ぐ 小腸の絨毛は最も細胞分裂の活発な組織
2018/12/30
第3回 侵襲時の患者さんの腸管はどうなっているの?
Q. 重症患者の腸管はどうなっているの? A. 腸管の血流は低下し、蠕動運動も抑制されますが、消化吸収機能は維持されています。 血流と運動の低下が顕著に 侵襲時は、Q1の神経―内分泌反応によりカテコラミンが大量に放出されます。特に、出血性ショッ
2018/12/23
第2回 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの?
Q. 重症患者のエネルギー消費量はどのくらい増加するの? A. 侵襲によりREEの増加量も持続期間も異なりますが、低~中等度のストレスでは20~25kcal/kg/day程度と評価できます。 侵襲の程度に応じてREEを推定する 多岐な要因が
2018/12/16
第1回 重症患者の栄養管理とは? エネルギー代謝にどんな違いがあるの?
「重症患者の栄養管理」をどう考えればよいのか 「重症患者の栄養管理」を考えることは、災害時の支援体制を考えることに似ています。災害には自然災害もあれば、テロ・内戦などの人為的な災害もあります。また、市町村レベルの災害もあれば、国家存亡の危機に直面する大規模災害もあり
2018/12/9
高齢者の低栄養を防ぐために! 入院前から退院後まで視野に入れた栄養管理の取り組み【PR】
福岡大学病院では、多職種からなる栄養サポートチーム(NST)が、全科を横断して患者さんの栄養管理を行っています。また同院では、入院前から退院後までを視野に入れた継続的な栄養管理を目指しています。それはどのような取り組みか、NSTとして活動する看護師と管理栄養士の3
2018/7/2
ミルクオリゴ糖による排便コントロールの取り組み【PR】
長期療養中の患者さんに多い便秘。 通常、摘便や浣腸、下剤を使用して対応しますが、患者さんに負担がかかるだけでなく、看護師の業務も増えてしまうという問題があります。 慢性期の患者さんが入院する名寄東病院でも便秘の患者さんが多く、常に便秘解消の方法を模索しています。 今
2018/5/14
脳卒中急性期の栄養管理 嘔吐・逆流に対する乳清ペプチド消化態流動食の有用性【PR】
POINT ●早期経腸栄養の有用性は各種ガイドラインで示されており、脳卒中急性期も同様に早期経腸栄養が有用である。しかし、逆流・嘔吐を懸念するあまり積極的な開始がなされていない場合が多い。 ●脳卒中急性期の絶飲食・点滴での栄養管理により、消化管の廃用性機能障害や栄
2018/3/5
慢性期病床における食物繊維高含有流動食によるプレバイオティクス効果の検討【PR】
目的 近年、腸内細菌叢の機能が徐々に解明され、便秘・下痢症や炎症性疾患のみならず、一部のがん、肝疾患、肥満、糖尿病、動脈硬化、自閉症、アレルギー性疾患との密接なかかわりも明らかにされつつあります。腸内細菌叢が疾患に及ぼす作用と機序は、腸内細菌によって産生される短鎖脂肪
2017/12/15
-在宅高齢者の低栄養を防ぐ- 継続的な栄養管理を実現するために【PR】
【インタビュー】情報共有によって利用者さんの栄養状態を支える 島田雅子さん福寿会 福岡クリニック(在宅療養支援診療所) 看護師長代理 高齢者の低栄養状態は、QOLのみならず生命予後にも影響を与えます。そこで低栄養リスクをもつ高齢者にいち早く気づき、すみやかに適切に
2017/11/30
在宅における栄養補助食品の活用
高齢者の栄養 一般に高齢になると、食事の量が少なくなり、あっさりしたものを好むようになるため、食事に偏りが生じやすくなります。平成28年の国民健康・栄養調査によると、「65 歳以上の高齢者の低栄養傾向の者(BMI≦20 kg/m2)の割合は 17.9%であり、性・年齢階
2017/10/31
第3回 小児胃瘻と成人胃瘻の違いを考える【PR】
胃瘻管理に取り組む成人診療の医師1名と小児科医師3名の先生方にお集まりいただき、小児のいろうについての座談会が開催されました。成人医療との違い、在宅医療や小児期から成人期医療へのトランジションの問題など、胃瘻を取り巻くさまざまな現状が明らかになりました。 小児の胃瘻
2017/10/16
第2回 小児胃瘻の現状とこれから【PR】
小児の胃瘻管理に積極的に取り組んでいる3名の小児外科医師が、それぞれの病院での取り組みの現状について講演しました。小児特有のメリット、そしてトランジションや在宅ケアなど今後の課題が明らかになりました。ここではその一端を紹介します。 長野県立こども病院における小児医療
2017/10/9
経鼻栄養チューブの挿入の仕方
チューブの違いと選び方 栄養剤の注入は栄養注入用のチューブで行い、ドレナージを目的とした胃管カテーテルによる栄養剤の注入は避けます。 【栄養チューブ】 栄養剤の注入を目的としているため、3.6~12Frと比較的細く、胃壁を損傷しないように先端が丸く閉鎖されています。
2017/10/8