栄養管理
栄養管理関連の記事の一覧です。
十分な栄養管理は、病気の治癒・回復の促進、手術などの合併症の予防になります。栄養管理を必要とする全ての患者さんを対象とし、入院時のスクリーニングで栄養障害の有無を調べ、その後も定期的にアセスメントを行い栄養状態を判定します。経口摂取が困難な場合には経鼻的経路、胃瘻、空腸瘻などを使用することがありますが、消化管が使えない場合は静脈栄養法を選択します。栄養に関してはNSTと呼ばれる専門の栄養サポートチームが介入することが多いですが、適切な栄養管理のためには、全ての医療従事者が必要最低限の栄養管理をできるようになることが理想です。
まとめ記事
*経腸栄養(経管栄養)とは|種類・手順・看護のポイント
栄養管理 記事カテゴリ
「栄養管理」の記事一覧
15件/99件
中心静脈栄養(TPN)の看護|目的、適応・禁忌、手順・介助、合併症とケア
中心静脈栄養とは 中心静脈栄養(Total Parenteral Nutrition:TPN)とは、上大静脈など心臓近くの太い血管にカテーテルを留置し、高濃度の栄養剤を投与する方法です。血流量の多い血管に留置することで高濃度輸液が希釈され、血管や血球へのダメージを抑えることが
2022/5/31
低栄養に対する看護計画|COPDの患者さん
COPDに伴う低栄養に関する看護計画 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質を長期に吸入曝露することで生じる肺の炎症性疾患です。それによって呼吸困難感を生じさせ、食思不振をまねき低栄養を引き起こすことが考えられるため、それを踏まえた計画を立案しました。 POINT観察
2022/3/17
第11回静脈経腸栄養管理指導者協議会学術集会【参加受付中】
静脈栄養法および経腸栄養法を主とした栄養管理に関して指導的立場にある医療従事者が、基礎的・臨床的研究を通じて交流を図りながら専門的知識および技能を高め、適正な栄養管理法の普及に寄与することを目指す、一般社団法人 静脈経腸栄養管理指導者協議会(リーダーズ)の第11回学術集会の参
2022/2/25
第6回 小児の経管栄養|目的、適応、手順、注意点
経管栄養の目的 経管栄養は、経口摂取が不可能あるいは不十分であり、消化管が機能している場合に、体外から消化管内に通じたチューブを用いて、栄養や薬剤を供給する目的で行われます。 経管栄養の適応 経管栄養が必要となる病態として、吸啜や咀嚼、嚥下機能障害(もしくは未熟性)
2022/2/20
【動画】自己免疫力の向上を目指した栄養管理〜COVID-19患者における当院での経験を踏まえて〜【PR】
2020年9月5日に実施されたWEBセミナー「自己免疫力の向上を目指した栄養管理〜COVID-19患者における当院での経験を踏まえて〜」が動画で見られます。 この動画では、東京医科大学病院 栄養管理科科長、宮澤 靖先生よるCOVID-19に関するさまざまなエビデンスの紹介と
2020/12/2
胃ろう・PEGとは|造設術や管理・看護のポイント(まとめ)
胃ろうやPEG(ペグ)は、在宅医療や高齢者医療などでよく耳にする言葉です。それぞれの言葉の意味や種類、看護についてみていきましょう。 胃ろう・PEGとは 胃ろうとは 栄養の摂取方法には、経口摂取、経管栄養法、静脈栄養法などがあります。脳血管障害や嚥下
2020/2/18
フレイルの評価基準(J-CHS基準)
1. このスケールは何を判断するもの? 「Friedらのフレイルの評価基準(以下CHS基準)」は、高齢者のフレイルの程度を評価するためのスケールです。日本においては、CHS基準をより簡便にした「J-CHS基準」が作成されています。 フレイルとは、加齢によっ
2019/11/4
経管栄養(経腸栄養)とは|種類・手順・看護のポイント
*2020年5月25日更新 経管栄養とは 経管栄養とは、胃や小腸にチューブを挿入し栄養や水分を取り込む方法です。経口摂取が困難な重症患者さんの栄養管理などにも用いられます。 腸が障害されていて腸からの栄養の吸収が難しい場合を除き、腸を使って栄養を
2019/4/23
知ってほしい多職種連携―私たちにできること! 術前からの 栄養介入により 患者さんの 栄養状態が向上!【PR】
疾患や創傷の治癒促進には、患者さんの栄養状態が密接にかかわります。 日々の食事において、より摂取しやすく必要な栄養素を含む食品を適切に選択することは、患者さんの栄養状態によい影響を与えます。 そこで本企画では、術前から術後にかけ栄養指導の一環として多職種で介入し、オルニ
2019/3/27
第11回 経腸栄養の合併症やリスクにはどのようなものがあるの?
Q. 経腸栄養の合併症やリスクにはどのようなものがあるの? 誤嚥・嘔吐はどうしたら予防できるの? A. チューブ接触による潰瘍、誤嚥や胃食道逆流に注意。胃内残存量を的確に把握し、投与時の速度や体位を検討していきます。 嚥下・咳嗽の反射が弱い患者さんに注
2019/2/17
第10回 経腸栄養中に下痢が起こりやすいのはなぜ? 対処法は?
Q. 経腸栄養施行時の下痢はなぜ起こりやすいの? どう対処すればいいの? A. 投与中の薬剤、乳糖や浸透圧など栄養剤の影響もあります。投与内容を変更したり、投与管理を見直します。 まずは下痢につながる薬剤投与がないかをチェック 経腸栄養施行中の
2019/2/10
第9回 経腸栄養開始後のアセスメントでは何に注意すべき?
Q. 経腸栄養開始後のアセスメントでは何に注意すべきですか? A. 逆流や誤嚥のリスクに注意し、投与速度や血糖値、水分バランスを定期的にチェックします。 腹部の観察や胃内残留量で合併症の徴候をチェック 経腸栄養施行時は、悪心・嘔吐、腹部膨満、腹
2019/2/3
第8回 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの?
Q. 病態によって栄養剤の選択はどう異なるの? A. 成分、浸透圧、濃度など、病態に配慮して栄養剤を選択します。 糖尿病には血糖コントロールに有効な栄養剤も 経腸栄養は、病態に応じて、投与する成分、濃度など適切な内容を選択します。栄養剤のなかに
2019/1/27
第7回 経腸栄養剤にはどのような種類があるの?
Q. 経腸栄養剤にはどのような種類があるの? A. 窒素源の成り立ちから、成分栄養剤、消化態栄養剤、半消化態栄養剤に分けられます。 消化の過程を経るもの経ないもの区分も医薬品と食品がある 経腸栄養剤は、まず天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分けら
2019/1/20
第6回 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの?
Q. 経鼻チューブか消化管瘻かはどのように決まるの? A. 経管栄養が4週間以上の長期になる場合は、消化管瘻を考慮します。 患者さんの状態に応じてチューブの挿入先と方法を決定する まず、第5回の解説のように、何らかの栄養補助が必要とされた場合は
2019/1/13