化学療法に伴う悪心・嘔吐 副作用が生じるメカニズム 嘔吐に関する中枢は、延髄の網様体にあります。第４脳室底の最後野に存在する化学受容体誘発帯(CTZ)が刺激を受け、その刺激が延髄にある嘔吐中枢に伝達されることで、悪心・嘔吐が起こります。また、治療や嘔吐に対

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて ストーマ・フィジカルアセスメントツール 　ストーマの位置、大きさ、形、貼付部皮膚の面積や平坦度などは患者さんよってさまざまです。そのため、すべてのストーマの様相に合わせた装具

経腸栄養剤の種類と特徴 経腸栄養法（enteral nutrition：EN）に用いる製品には、医薬品と食品があります。経腸栄養剤は、原材料から天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分けられますが、ほとんどが人工濃厚流動食です。 人工濃厚流動食は、その組成から成分栄

良好な栄養状態がQOL向上につながる 我が国では、65歳以上の高齢者人口は現在4人に1人となっており、10年後には3人に１人になることが予想され、超高齢社会が到来します(1)。そのようななかで、高齢者の栄養摂取と密接にかかわる摂食障害や嚥下障害も問題となってきていま

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて ストーマ装具とは 　ストーマ装具は、ストーマに装着する器具をさし、消化器用装具、尿路用装具、小児用装具があります。一般的には、面板とストーマ袋から構成されています。

ドレーン留置による疼痛や離床の遅れ、逆行性感染といったデメリット、また、「ERAS」の観点からドレーンを入れないことがあるかもしれません。ですが、縫合不全などの術後合併症を早期に発見でき、適切な処置にもつながることから、胃切除後にドレーンを留置するケースは少なくありません

ERASとは? ERASはEnhanced Recovery After Surgeryの頭文字をとった用語であり、術後の患者さんの早期回復を促し、 周術期管理法の改善をめざす取り組みです。オリジナルのERASは北欧発祥で、結腸がんの手術症例に限ったものでした1)。

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて 　皮膚にはストーマ装具貼付による物理的刺激、閉鎖環境による浸軟、排泄物付着による化学的刺激などが常にあり、皮膚トラブルが重症化すると装具を貼ることも管理も困難となります

イレウス（腸閉塞）とは、なんらかの原因で腸管内容物の肛門方向への輸送が障害されることによって起こる疾患です。 【関連記事】 *腸蠕動音の4つの分類と聴診のコツ *皮膚状態・腹部の観察、腹部の聴診法｜消化器のフィジカルアセスメント（1） *腸閉塞とイレウスの違い

▼浮腫についてまとめて読むならコチラ 【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア 　肝硬変では、肝臓でのアルブミン合成能の低下により膠質浸透圧の低下と門脈圧の亢進が起こり漏出性の腹水が生じます。また、腹水や浮腫といった形で水が使用されるため、代償的に尿量が

腹水の原因 腹水は、肝硬変やネフローゼ症候群、心不全などによって起こります。腹部の触診や、仰臥位と側臥位のそれぞれを打診すると、腹水が貯留していれば濁音の境界線が移動するため腹水の診断が可能です。また、腹部超音波検査によっても診断可能です。 腹水穿刺による腹水の性

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて 早期合併症 　ストーマの早期合併症は、循環障害、壊死、脱落、粘膜皮膚接合部離解、出血などがあります。また、ウロストミーでは、尿路の各種通過障害、尿路感染症、腎不全、尿

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて まずは物品を準備 　ストーマ装具を交換する際に必要な物品は、ストーマ装具や使用しているアクセサリー、リムーバー、粉状皮膚保護材、石鹸、洗浄後にストーマ周囲皮膚の水分をふき

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて 術後のストーマケアの目標 　術後の目標は、患者さんが自分の身体について知り、ストーマを受け入れられるようになることです。そのため、ストーマを見たり触ったりできるよ

▼ストーマについてまとめて読むならコチラ ストーマとは? ストーマケアについて 術直後のストーマ管理 　今回は術後創と排泄管理方法について解説します。 排泄管理は炎症・感染に注意 　ストーマ創は、腸粘膜と皮膚という異なる組織を縫合している