消化器疾患
消化器疾患関連の記事の一覧です。
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IOIBDスコア|クローン病の重症度を判断
IOIBDスコアは何を判断するもの? IOIBD(the international organization for study of inflammatory bowel disease)スコアとは、クローン病の活動性(重症度)を判断するためのスケールです。 クロ
腹水のある患者さんへの看護計画|肝硬変の患者さん
肝硬変により腹水がある患者さんへの看護計画 肝細胞は障害と再生を繰り返す過程で徐々に線維化が進行し、肝細胞の減少や血流障害などが生じて肝疾患の終末像が肝硬変と呼ばれています。肝硬変では、肝臓でのアルブミン合成能の低下により膠質浸透圧の低下や門脈圧の亢進が起こり腹水を生じま
潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類
潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類は何を判断するもの? 潰瘍性大腸炎の臨床的重症度による分類は、潰瘍性大腸炎の重症度を臨床所見から分類するスケールです。 潰瘍性大腸炎は、大腸や小腸の粘膜に炎症や潰瘍を引き起こし、慢性的な経過を辿る疾患で、若年成人に多くみられます。寛
厚生労働省急性膵炎重症度判定基準(2008)
厚生労働省急性膵炎重症度判定基準は何を判断するもの? 厚生労働省急性膵炎重症度判定基準(2008)は、予後因子と造影CT所見から急性膵炎の重症度を評価するためのスケールです。 急性膵炎は年々増加傾向にあるとされており1)、2)、重症例では救命が困難になるケースもあるこ
なぜ消化器がんは予後が悪いのか?―肝がん編―
2022年11月16日、「なぜ消化器がんは予後が悪いのか?~予後の悪い三大消化器がん:胆道がん・肝がん・膵がんの現状と課題~」をテーマにしたアストラゼネカ主催のメディア勉強会が開催されました。ここでは、東京大学医学部附属病院 消化器内科 肝癌治療チーム 講師 建石良介先生による講
Borrmann分類(ボールマン分類)
Borrmann分類は何を判断するもの? Borrmann分類とは、進行胃がん病変の肉眼的な所見を分類するために用いられるスケールです。具体的には、固有筋層に達した胃がんの肉眼的な所見を1~4型の4タイプに分類していますが、あくまで手術によって得られる切除標本の肉眼的な分類で
肝硬変の患者さんへの看護計画
肝硬変の患者さんへの看護計画 肝細胞は障害と再生を繰り返す過程で徐々に肝細胞の線維化が進行します。そして、肝臓の本来の構造が破壊され肝細胞の減少や血流障害などが生じてさまざまな症状を引き起こす肝疾患の終末像が肝硬変と呼ばれています。主な原因として慢性ウイルス性肝炎、慢性ア
RomeⅣ診断基準
RomeⅣ診断基準は何を判断するもの? RomeⅣ診断基準は、過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)の国際的な診断基準です。 RomeⅣ診断基準は2016年に発表されましたが、それ以前に用いられていたRomeⅢ診断基準と異なる点とし
膵臓がん患者さんのケア|外科的治療と化学療法のケアと注意点
膵臓がんの外科的治療とケアの注意点 術前のケア 膵臓がんは、一般的に早期発見が極めて困難で、予後も不良であるといわれています。症状(全身倦怠感、食欲不振、腹痛、背部痛、体重減少、貧血、黄疸など)が出現している場合には病期が進行していることもあり、手術
【術前・術後ケア】重症度が高い病態の患者を受け持った場面 ~大腸穿孔患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者の「今」に捉われず、患者を点ではなく線として看ることが重要です。 ●業務優先の看護になってしまうことはありますが、そのことに気づき、気づいた時点で修正を行うことが大切です。 ●中堅看護師としての気づきをきっかけに、チーム
【術前・術後ケア】患者が周術期に抱く不安に対応する場面 ~直腸がん患者への術前・術後ケアより~
私の看護のエッセンス ●患者が自分らしく過ごせるように支えます。 ●患者の不安は何なのか、漠然とした言葉にならないものなのか、具体的なものなのかを明らかにします。 ●チームで患者を看ます。 ●確実なケアは信頼につながります。 事例紹介 Bさ
肝硬変の分類・診断と看護ケアのポイント
【関連記事】 ● 【肝硬変】症状と4つの観察ポイント、輸液ケアの見極めポイント● 肝硬変の進行度・重症度はどの数値でわかる? 肝硬変とは 肝障害により肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、徐々に線維化が起こり、肝臓本来の構造が破壊されます。その結果、肝臓
膵炎の分類・診断と看護ケアのポイント
膵炎とは 膵臓は、胃の背側に後腹膜臓器として存在しています。その働きは大きく2つです。1つは、内分泌臓器として血糖を下げるインスリンなどのホルモンを血中に分泌すること。もう1つは、外分泌臓器として、膵管を経由し十二指腸に炭水化物を消化するアミラーゼや、脂肪
胆嚢炎の分類・診断と看護ケアのポイント
胆嚢炎とは 胆嚢は肝臓の右下面にあるナス形の袋状の臓器で、肝臓が分泌した胆汁を一時的に貯蔵し濃縮します(図)。 胆汁は肝細胞で生成される黄褐色でアルカリ性の液体で、1日に約500mL分泌されます。食事をすると胆嚢が収縮し、貯蔵されていた胆汁が肝外胆管に送り込まれ、
肝臓がん患者さんのケア|外科的治療と内科的治療のケアの注意点
肝臓がん患者さんの術前のケア 多職種できめ細やかなサポートを実施 手術を受ける患者さんは手術や手術後の経過、退院後の生活などさまざまな不安を抱えていると考えられます。患者さんが安心、納得して手術に臨め、術後の回復を促すためにも手術前から十分な説明やケアが必要です。