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フィジカルアセスメント

フィジカルアセスメント関連の記事の一覧です。

フィジカルアセスメントとは、問診、視診、聴診、打診、触診などを用いて患者さんの情報を集め、分析し、患者さんにあった対応を考察することをいいます。どのような看護でも、患者さんの状態観察から適切なケアとは何かを判断することが必要となり、フィジカルアセスメントなしに看護を行うことはあり得ません。また、ケア実施後も患者さんの状態をアセスメントし、自分が行ったケアを評価することが大切になります。

フィジカルアセスメント 記事カテゴリ

「フィジカルアセスメント」の記事一覧

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Levine(レバイン)の分類(心雑音強度分類)

Levineの分類は何を判断するもの?  Levineの分類は、聴診器で聴取された心雑音の強度を確認するためのスケールです。心雑音の強さをⅠ~Ⅵの6段階に分類しており、数字が大きくなるほど音が強く大きいことを表します。  心雑音が聴取された場合、心疾患が生じている可能性が

2022/5/29

アセスメントと看護

アセスメントとは  英語のassessmentは、評価という意味になりますが、臨床で看護師が行うアセスメントとは情報を収集し、整理・吟味し、判断する過程のことをいいます。情報の収集では問診で、既往歴、家族歴、服用している薬剤などといった情報とともに、息苦しい、胸が痛い、だる

2022/3/31

看護過程|アセスメント、看護診断、計画立案、看護の実施、評価

看護過程とは  看護過程とは看護師が看護を行うプロセスのことをいいます。看護過程は、アセスメント、看護診断、看護計画、看護の実施、評価の5つの要素から成り立っています。この5つの要素はそれぞれが関連し合いながらつながっています。これらの要素は一度実施したら終わりというわけで

2022/1/29

腹部のアセスメント~打診・触診・聴診・視診のポイント

腹部のアセスメントとは  腹部のアセスメントは、その部位に何の臓器があるかを考えながら行いましょう。また、1つのことで判断するのではなく、総合的に結果をみて判断します。  訪室した際に患者さんに困っていることはないかを聞き、何らかの訴えがあった場合は、その症状に沿った

2021/5/14

身体(身長・体重・胸囲・腹囲)計測の目的・方法

▼その他の基礎看護技術はこちら ● 知っておきたい!基礎看護技術の根拠・手順・コツ 看護師が身体計測を行う意義  看護師が身体測定を行ことによって、さまざまな測定値を統合的に見て、発育や健康状態を評価することができます。また、これらの計測がどのような目的

2020/4/13

Larsen grade分類、Steinbrockerのstage分類|関節リウマチのX線検査による評価

1.Larsen grade分類、Steinbrockerのstage分類は何を判断するもの?  リウマチは関節骨膜に炎症が起こり、その結果、関節を破壊して構造破壊が起こるため、各種画像検査で関節局所の活動性や、破壊の程度を正確に評価する必要があります。ここでは単純X線

2019/9/24

第45回 夜勤時にトイレで転倒した患者さん【解説編】

前回、みなさんに考えてもらった事例について山内先生に解説してもらいます。 【事例】 クロイツフェルト・ヤコブ病の70歳代の患者さん。車椅子移乗軽介助の状況で、食欲不振で入院してきました。 ある日の夜中、身障者トイレまで介助し、終わったらナースコール押すよ

2019/6/23

臨床推論とは

臨床推論とは  臨床推論とは、元々は医師が診断や治療を決定するための思考プロセスのことをいいます。看護師は医師のように診断や治療を決定する立場ではないですが、患者さんの症状などから状態を把握するために、看護師にも必要な考え方といわれています。  臨床推論にはさ

2018/4/29

第44回 夜勤時にトイレで転倒した患者さん

今回は、夜勤時に患者さんが転倒した際にどのような行動をとるかを考えてもらいました。 【事例】 クロイツフェルト・ヤコブ病の70歳代の患者さん。車椅子移乗軽介助の状況で、食欲不振で入院してきました。 ある日の夜中、身障者トイレまで介助し、終わったらナー

2018/3/24

血尿(尿の異常)のアセスメント

STEP1 まずは、これを考えよう 血尿には肉眼的血尿と顕微鏡的血尿がある  血尿とは、透明で濁りのないはずの尿に、血液が混ざって混濁している状態です。血液が尿に混ざることがどういう異常を示しているのかを考える前に、そもそも正常な尿とはどういうものなのか、再確

2018/1/3

動悸のアセスメント

STEP1 まずは、これを考えよう 主観的な訴えをアセスメントする  患者さんに現れる症状には、患者さん自身にしかわからない主観的なものがあります。動悸もその一つで、患者さんは多くの場合、「胸がドキドキする」や「ときどき胸が(心臓が)ドクンとする」などという表現をしま

2017/12/26

胸痛のアセスメント|問診で原因疾患と緊急度を鑑別しよう!

▼急変対応について、まとめて読むならコチラ 急変時の対応 STEP1 まずは、これを考えよう 痛いのはどこなのかを精査しながら、緊急性の高い胸痛を鑑別する  「胸が痛い」という訴えの場合、患者さんが苦痛を感じている「胸」はどこなのでしょうか。胸部の皮膚や筋

2017/12/21

チアノーゼのアセスメント|問診の仕方と緊急性の判断

STEP1 まずはこれを考えよう!  チアノーゼとはどんな症状をいうのか  健康であれば私たちの唇や爪の色は、ピンクやオレンジがかった赤い色です。チアノーゼとは、こうした唇や指先などが、青っぽい紫色に見える状態です。その原因は、血液中の酸素不足です。  動脈血の

2017/12/18

悪心・嘔吐のアセスメント

STEP1 まずは、これを考えよう! ■嘔吐中枢からの命令で起こる悪心・嘔吐  「吐きそう」「むかむかする」「気持ちが悪い」。このような言葉で表現されることが多いのが「悪心」で、「吐き気」ともいいます。  これに対して、実際に吐き出してしまうのが「嘔吐」。胃、および

2017/12/13

第43回 既往歴に脳梗塞と高血圧がある、脱水で入院してきた患者さん

今回は、既往歴と入院してきた症状とその後の治療から、どのようなリスクが想定できるかを考えてもらいました。 【事例】 [S・Nさん から提供された事例] 脱水で入院してきた80歳代の男性。既往歴には脳梗塞と高血圧があります。小柄な方で、1日に点滴を1500mL入れ

2017/12/4