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手術看護

手術看護関連の記事の一覧です。

手術室看護は、周術期という短い間で患者さんとコミュニケーションを取り、必要な情報を入手しアセスメントするという難しさがあります。手術中の手術室看護師の具体的な仕事内容は、主に器械出しと外回りの2つの役割に分かれます。器械出し看護師は、手術に必要な器械や物品を準備し、手術中は必要な器具を医師に渡します。そのため、術式を覚えるということも仕事の1つです。外回り看護師は、患者さんの観察や看護記録・麻酔介助などの業務を行います。全体を把握することが必要とされるため、ベテラン看護師が行うことが多いです。

手術看護 記事カテゴリ

「手術看護」の記事一覧

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呼吸器合併症の看護計画|食道がん術後の患者さん

食道がん術後の呼吸器合併症に対する看護計画  食道は咽頭と胃をつなぐ管状の臓器で、食道がんは食道のどの部位でもできる可能性があります。そして、手術は食道がんに対する標準的な治療法であり、がんを含めた食道と胃の一部を切除し、胃や腸を使って再建術とリンパ節郭清を行います。痛みに

2022/7/17

高齢者への鎮痛薬の使用の注意点

Q 高齢者の場合、鎮痛剤を使用して不穏になったり、使用しても効果がなく不穏になったり、基礎疾患のある場合には副作用も考慮しなければならないと思います。高齢者への鎮痛剤の使用で特に気をつけたほうがよいことはありますか。 A オピオイド鎮痛薬では、特に鎮静作用による上気道閉塞や

2022/7/1

せん妄の看護計画|術後にせん妄予防が必要な患者さん

術後せん妄予防に関する看護計画  せん妄はイメージされやすい興奮している状態以外にも、傾眠や抑うつ状態を呈する場合やそれらが混在している状態などさまざまであり、それらは「過活動型せん妄」、「低活動型せん妄」、「混合型せん妄」に分けられます。そして、術後は環境の変化だけでなく

2022/6/21

術後せん妄の看護|予防、ケア、看護計画

術後せん妄とは  術後せん妄とは、手術を受けたことがきっかけで起こる意識の混乱です。手術の侵襲によって、術後の患者さんは身体機能だけでなく、精神機能も低下するため、覚醒レベルが短いスパンで変動し、それが混乱状態として出現します。  主な症状としては、失見当識、興奮、妄想、

2022/6/13

意思疎通が困難な小児に対する術後の鎮痛剤投与のタイミングはどう判断する?

Q 小児(特に障害児)は痛みの程度をうまく訴えることができず、鎮痛剤を使ってよいのかどうか迷います。鎮痛剤の使用のタイミングをどのように見極めるとよいでしょうか。 A 受け持ちの看護師や保護者からの情報と術式から痛みを予測し、投与のタイミングを図りましょう。

2022/6/3

地震が起きていないときにやっておきたい手術室の地震対策

1.日本における災害  日本は災害大国と呼ばれ、豪雨による被害は毎年ニュースで流れています。特に大規模な被害を出した災害としては、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、大津波、原子力発電所事故などが挙げられると思います。その他にも洪水や噴火、豪雪など、多く

2022/3/25

急性疼痛に対する看護計画|肺がんの術後の患者さん

肺がん術後の急性疼痛に対する看護計画  手術に伴う侵襲や胸腔ドレーン挿入による侵襲で患者さんの安楽が障害されるリスクを考慮して計画を立案しました。 POINT観察計画 O-P 患者さんの状態を把握するための情報を集める。肺がんの術後のため、留置しているドレーンの観察と

2022/3/19

手術看護認定看護師に聞く! 手術室におけるSSI対策【PR】

術後に発生する手術部位感染(SSI)の予防は、手術室看護師にとって重要な業務のひとつです。今回は、手術看護認定看護師である筑波大学附属病院の野口茂樹先生に、手術室におけるSSI予防対策と、手術室看護師が準備に携わる生理的組織接着剤ベリプラストⓇP コンビセットについてお話を伺いま

2022/2/28

今からでも始められる手術室でのCOVID-19対策

1.COVID-19とは  2019年からのCOVID-19の猛威はすでに皆さんご存じかと思います。毎日のように、新規感染者数やワクチンなどの情報がテレビやネットで飛び交っています。しかし、すべてが正確な情報ばかりではなく、中には誤った情報も含まれているため、正確な情報をキ

2022/2/9

麻酔器の始業点検|手順とポイントを解説

はじめに  麻酔を行う前には、必ず麻酔器の始業点検が行われます。毎朝たんたんと行われているように見えますが、麻酔器は単に麻酔薬を投与するだけでなく有事の際は患者さんの蘇生にも使われる医療機器だということを忘れないでおきましょう。全身麻酔を行う予定がなくても常に使用する可能性

2022/1/19

薬剤準備と投薬|手術室編

手術室では、全身麻酔薬、電解質補正薬、筋弛緩薬、麻薬、カテコラミン類など、患者さんの全身管理に必要な薬が数多く使われています。その多くは、薬剤の種類や投与量を間違えると致命的となることが少なくありません。麻酔導入や出血時緊急対応など刻々と患者さんの容態が変化し、状況判断から薬

2021/9/11

硬膜外麻酔の準備・介助(カテーテル留置法)

硬膜外麻酔の適応や禁忌、合併症などについては、「【連載】麻酔科を極めよう!  第5回 硬膜外麻酔|適応と禁忌、実施方法、使用薬剤、副作用と合併症」で解説しています。 必要物品 硬膜外穿刺物品やドレープ類(清潔野で使用する滅菌物。下記はあくまで1例ですが、物

2021/8/5

手術室看護師だからわかる・話せる 透析患者さんのピンポイント手術看護

1.透析患者さんの推移  近年、高齢化と医療技術の進歩により、さまざまな疾患を持つ患者さんの手術が増えています。今回はその中でも、手術室看護師だからこそ話せる透析患者さんに対する手術看護について紹介します。  日本透析医学会による調査1)では、透析患者数は年々増加して

2021/8/3

ガーゼ・器械カウントの重要性ー手術室看護師だけでなく、病棟勤務の看護師も知っておこうー

みなさんは「医療安全元年」をご存知でしょうか? 医療安全元年とは、現在当たり前のように行われている医療安全対策に日本中が大きな関心を持つきっかけとなる医療事故が起きた1999年を指します。この1999年に「患者取り違え」「消毒薬の誤投与」など世間の注目を浴びる大きな医療

2021/7/5

第6回 末梢神経ブロック(伝達麻酔)|適応、方法、合併症・副作用

末梢神経ブロック(伝達麻酔)とは  末梢神経周囲に局所麻酔薬を投与する麻酔法で、伝達麻酔とも呼ばれます。脊柱管内の脊髄から出た脊髄神経(末梢神経)は四肢や体幹に枝分かれしていきます。手術部位に合わせた神経支配を考慮し、目的とする末梢神経本幹や神経叢(解剖学的に名前の付いた太

2021/6/21