点滴・輸液
点滴・輸液関連の記事の一覧です。
輸液管理の主な目的には、体液と栄養の管理、薬剤の投与があります。静脈に直接投与されるため、輸液速度や薬剤の投与量、投与方法は正確でなくてはなりません。薬剤によっては、投与速度に合わせてシリンジポンプ、輸液ポンプを使用することもあります。輸液管理の際は水分出納(IN/OUTバランス)の管理や、安全な投与のために、必要であれば患者さんへの指導を行います。
まとめ記事
*輸液の看護|輸液とは?種類、管理、ケア
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「点滴・輸液」の記事一覧
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滴下数が変化した! どう対応する?
攻略法1:まずはルートの状態をチェック 点滴の落ち方が急に早くなったり、止まったりなど、滴下数の変化が起こることがあります。手の角度や高さ、肘の曲げ伸ばしなど患者さんの体位によっても滴下速度は変わるので、患者さんが気付いた場合は報告してもらうように、あらかじめ説明しておき
2025/8/11

穿刺を嫌がる患者さん、どう対応する?
攻略法1:患者さんには手技の説明をしっかりとする 針を扱う行為は危険を伴うため、治療への理解と協力を求めて安全に行うように心がけます。子どもの発達度や理解度、認知症患者さんの理解度に応じて、わかりやすい言葉で説明することが必要です。このときに「痛くないよ」と不安を軽減させ
2025/8/1

患者さんの自己抜去、どうリスクを回避する?
攻略法1:不要な輸液を避ける、輸液を行う時間を考慮する 認知症やせん妄を起こしやすい患者さん、あるいは体動の多い子どもの場合、ルートを自己抜去してしまうことがあり、注意が必要です。基本的には不要な輸液は避けます。自己抜去のリスクの高い患者さんに輸液の必要がある場合は、昼間
2025/7/21

【採血・注射・輸液】出血傾向がある患者さんはどんなことに気をつけるとよい?
攻略法1:事前に使用している薬剤や体質の確認を行う 注射や輸液の処置を行う前の確認事項として、出血傾向があるのかを尋ねます。血液の凝固機能や止血機能に障害がある、ワーファリンなどの抗凝固薬やアスピリン、血小板機能に影響を及ぼす消炎鎮痛剤を服用中、あるいは化学療法を継続して
2025/7/14

知っておきたい! 採血・注射・輸液攻略のための4つの心得
心得1 基本と原則はやっぱり大切! どんなに難しいケースでも、手技はやはり基本と原則に忠実に行うことに尽きます。例えば、解剖生理学を頭に入れておくことは、基本中の基本。上手な人ほど頭の中で血管や神経の走行をイメージして、指先の感覚を研ぎ澄ませて血管を探しています。また、手
2025/6/30

輸液のルートを自己抜去してしまう患者さんに関する看護計画
脳梗塞で点滴ルートを自己抜去してしまう患者さんに関する看護計画 脳梗塞は何らかの原因で、脳の血管が狭窄あるいは閉塞して脳細胞に虚血が起こって、その血管が支配する領域の脳組織が障害された状態です。脳組織の障害に応じて高次機能障害が生じて認知機能が低下する場合があります。今回
2025/6/23

脱水や自己抜去など高齢患者さんのルート確保が難しい場合はどうする?
Q. 高齢者で脱水の患者さんの血管確保がなかなかできませんでした。コツがあれば教えてください。 A. 腕を心臓より下げる、臥位で行うなど体勢を工夫します。 血管が怒張しやすくなるように体勢などを整える 脱水時は、血管のボリュームが低下するため、血管が細くなり目
2023/10/15

高齢の拘縮が強い患者さんの血管探しと固定はどうする?
Q. 高齢の拘縮が強い患者さんの血管が探しにくいです。ようやく血管を見つけたとしてもすぐに漏れてしまったり、ルート固定のテープでスキン-テアを起こしたりしてしまいます。血管探しや固定の仕方のコツがあれば教えてください。 A. 拘縮があっても基本的な穿刺部の選択方法は変わ
2023/10/7

皮膚が脆弱で駆血帯が巻けない高齢者の駆血はどうする?
Q. 皮膚が脆弱で、駆血帯も巻けない高齢者への採血や静脈注射はどのようにすればよいでしょうか。 A. どうしても駆血帯が巻けない場合は、手で圧迫するとよいでしょう。この場合、看護師の片手がふさがります。安全に実施するためには、2人で実施しましょう。 皮膚を直接圧迫しな
2023/8/25

高齢患者さんへの穿刺時に皮下出血したら、どうする?
Q. 高齢者の患者さんで血管に針を刺したら、血液が漏れて腫れて皮下出血してしまいました。こういうときはどのように対処すればよいでしょうか。 A. 直ちに針を抜き、圧迫止血を行います。患者さんに自然に治癒することを伝えます。 止血後、内出血が起きている部位は保護する
2023/8/15

高齢患者さんに輸液や採血をするとき、血管が逃げてしまう場合はどうする?
Q. 高齢者で、血管は浮き出ているが、刺すときに血管が逃げてしまい、逆血せず失敗してしまうことがあります。コツがあれば教えてください。 A. 穿刺部位を縦・横方向に伸展させると穿刺しやすくなります。 高齢者では、加齢により血管壁の弾力性が失われ、血管が硬くなりま
2023/8/11

脱水の看護計画|脱水で入院してきた高齢の患者さん
脱水で入院してきた高齢の患者さん 脱水には高張性、等張性、低張性の3つに分類でき、それぞれ異なる病態を示します。その発生機序を推測しながら情報収集を行い、適切に介入できるように立案しました。 POINT観察計画 O-P 脱水の程度を知るための情報(口渇感やツルゴール
2022/4/23

第3回 小児の輸液管理|目的、穿刺部位、挿入部位の固定ポイント、注意点
輸液の目的 ①生体に水・電解質を補給してバランスを保ちます。 ②循環血液量を維持します。 ③栄養を補給します。 ④浸透圧の調節を行います。 ⑤必要な薬剤の投与を行います。 小児の水分・電解質バランスの特徴 通常、成人の体液は体重の約60%を占めますが、乳児や新
2022/2/3

知っておきたい静脈ルート確保に必要な基礎知識
Q. 静脈ルートの確保の経験が少ないのですが、どのようなことを基礎知識として確認しておけばよいでしょうか A. 血管の種類、挿入部位の選び方、挿入方法について知っておきましょう。 おさえておきたい基礎知識 基礎知識として知っておきたいことは、以
2019/2/13

輸液へのインスリン製剤投与、混注時の注意点は?
Q. 維持点滴内にインスリン製剤を混ぜることがありますか? また、そのとき注意することはありますか? A. 治療状況によっては混注することもあります。メリットもありますが、デメリットもあり、施設によっては行わないところもあります。インスリン製剤使用中の患者さんには、
2019/1/19